フレンチでお馴染みのハーブ「セルフィーユ」の6つの効能と注意点

フレンチでお馴染みのハーブ「セルフィーユ」の6つの効能と注意点

フレンチでお馴染みのハーブ「セルフィーユ」の6つの効能と注意点
フランス料理に欠かせない存在であるセルフィーユ。日本では、あまりなじみがありませんが、和名ではウイキョウセリと呼ばれ、パセリによく似た風味のハーブです。他にも、チャービルやフレンチパセリという名称でも呼ばれていますので、名前くらいは聞いたことがあるかもしれませんね。

セルフィーユは、主に料理の添え物として使われていますが、実はそれだけではもったいないほど、栄養価の高いハーブでもあります。
そこで今回は、セルフィーユの持つ効能と注意点を6つご紹介します。

血の巡りを改善し胃腸を元気に!

セルフィーユには芳香成分としてさまざまな物質が含まれていますが、その中の1つアネトールには、代謝をよくし、消化を促進する効果があります。

胃もたれや消化不良の改善はもちろんのこと、代謝が上がることで腸の働きもよくなるので、便秘の解消にもつながります。また、血液の巡りもよくなりますので、貧血や血行不良の改善や、冷え症にも効果が期待できます。

精神安定&血圧抑制作用

セルフィーユが持つ独特のさわやかな香りの成分の一つは、ポリフェノールの一種であるアピインによるものです。

アピインには、精神を安定させ血圧を下げる効果がありますので、高血圧の予防はもちろんのこと、情緒不安定や不眠症などにお悩みの方にも、頼もしい味方になってくれるはずです。

セルフィーユで免疫力を高め、粘膜強化!

セルフィーユにはビタミンCビタミンAが含まれています。ビタミンCは、野菜や果物に多く含まれている栄養素で、強い抗酸化作用があります。生活習慣病の予防や、免疫力を高め細菌から身を守る効果のほか、皮膚や粘膜を丈夫にしますので、美肌にも役立つ成分です。ビタミンAは粘膜を強化し、免疫力を高める働きがあります。

細菌から身を守る、生活習慣病やがんの予防、目の健康を保つなど、重要な役割を担っている成分です。それらに加えて、セルフィーユの芳香成分の一つである、メチルチャビコールにも、ウイルスや細菌から身を守る効果がありますので、相乗作用により、さらなる効果が期待できます。

セルフィーユに含まれる5つのミネラル

身体の調子を整えるミネラルには、さまざまなものがありますが、セルフィーユに含まれているのは、次の5つの成分です。

カルシウム

カルシウムは、骨や歯を作っている栄養素として知られています。その他にも、血液を凝固させる作用や、筋肉を正常にするなど、私たちにとって非常に重要な役割を果たしています。

マグネシウム

カルシウムと連携し、骨を丈夫にするほか、ナトリウムと連携して血圧を正常に保つ、精神を正常にするなど、非常に重要な働きをしている栄養素です。カルシウムと同時に摂ることで、カルシウムの吸収率を上げることができます。

リン

カルシウム、マグネシウムと共に骨や歯を作っている栄養素です。カルシウムと連携し骨を丈夫にする役割があります。また、エネルギーの構成要素であり、筋肉や神経を正常に保つなど、私たちが生きていく上で欠かせない成分でもあります。

別名「血のミネラル」と呼ばれている通り、鉄は赤血球の赤い色素である、ヘモグロビンの主な成分です。酸素と結びつき、全身に酸素を運ぶ役割があります。鉄には「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があり、セルフィーユを含め、植物性の食品には「非ヘム鉄」が含まれています。非ヘム鉄は、吸収率が悪いのが難点ではありますが、ビタミンDと一緒に摂ることで、吸収率を上げることができます。

カリウム

カリウムは、余分な塩分を排出させ血圧を一定に保ったり、筋肉や神経を正常な状態にするなど、主にナトリウムと連携し、身体の状態を一定に保つ役割を担っている成分です。カリウムは水に溶け出しやすい性質がありますので、食べる際には水にさらしすぎず、軽く水洗いし、生食またはスープなどにして汁ごと食べるのがおすすめです。

食物繊維で強力なデトックス効果!

セルフィーユにはビタミンB群や、ミネラルの一種であるカリウム食物繊維が豊富に含まれています。ビタミンB群は身体の代謝を高める効果があり、身体の余計な栄養素の排出を促し、痩せ体質を作ってくれます。

また、先述のカリウムには余計な塩分を尿として体外に排出させます。さらに食物繊維には、有害な物質を便として体外に排出させる効果があります。これらの栄養素の相乗効果により、強力なデトックス効果が期待できます。

根を食べるセルフィーユにご用心!

セルフィーユには、一般的に知られている葉を食べる品種のほかに、根を食べる品種があります。根を食べる品種は、主にヨーロッパでスープの具材として食べられています。葉を食べるセルフィーユ以上になじみがありませんが、人参とクルミが合わさったような風味がするようです。根を食べる品種は葉には毒がありますので、誤って食べないように注意して下さい。

さて、今回はフレンチでお馴染みのハーブ「セルフィーユ」の6つの効能と注意点について紹介しましたがいかがでしたか。

セルフィーユは、他のハーブに比べ、香りや味がまろやかです。そのため料理の添え物としてだけでなく、さまざまな料理に野菜のように使うことも可能です。ぜひ、栄養豊富なセルフィーユを食卓に取り入れてみてください。

フレンチでお馴染みのハーブ「セルフィーユ」の6つの効能と注意点

  1. 血の巡りを改善し胃腸を元気に!
  2. 精神安定&血圧抑制作用
  3. セルフィーユで免疫力を高め、粘膜強化!
  4. セルフィーユに含まれる5つのミネラル
  5. 食物繊維で強力なデトックス効果!
  6. 根を食べるセルフィーユにご用心!

フレンチでお馴染みのハーブ「セルフィーユ」の6つの効能と注意点
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