パスタは、ファミリーレストランでも専門店でも、とても多くのメニューがあります。もちろんお店で食べるパスタはおいしいですが、自分で作れば具もソースも組み合わせは自由です。
しかし、組み合わせ次第では野菜嫌いな子供でもパスタと組み合わせることで食べられるようになる可能性があります。
今回は大人も子供大好きなパスタで、野菜もたっぷり食べられるレシピをご紹介します。
みんな大好き!ミートソースパスタ
大人も子供もみんなが大好きなミートソースです。子供が嫌いな野菜も、煮込んでしまえば気づかずに食べてしまうかもしれません。冷凍保存ができるので、忙しいときにもたっぷり野菜を食べられます。
- 牛豚合いびき肉 100g
- 玉ねぎ 1個
- ニンジン 中1本
- ピーマン 1~2個
- ニンニク、ショウガ 1かけ(チューブでも可)
- オリーブオイル 大さじ2
- ホールトマト缶 1個
- コンソメ 小さじ1
- ケチャップ 大さじ1
- 塩、コショウ、砂糖 適量
- ローリエ 1枚
作り方
- みじん切りのにんにく、ショウガとひき肉をオリーブオイルで炒めます。ひき肉から出た水気がとんで、脂が出てくるまでよく炒めましょう。
- みじん切りにした野菜を加えて炒めます。
- 野菜がしんなりしてきたら、ホールトマトを加えます。ホールトマトの水気が少ない場合は、水を少し加えます。
- コンソメとローリエを入れて、ときどきかき混ぜながら煮込みます。
- 水気が減ってぽってりしてきたら、ケチャップ、塩、コショウで味を整えます。ホールトマトの酸味によって、お好みで砂糖を少量入れて調節してください。
- 茹でたパスタにかけて、できあがり。
トマトに含まれるリコピンは加熱することで吸収率が高まります。ビタミンEと一緒に摂ると相乗効果が生まれるので、オリーブオイルとトマトは相性抜群です。
野菜たっぷり!濃厚クリームソースのパスタ
クリームソースは手間のかかるイメージがあると思いますが、実は意外と簡単です。高カロリーなイメージのクリームソースのパスタも、自分で作れば野菜をたっぷり入れることができます。生クリームを牛乳に替えて作れば、カロリーダウンもできます。
- オリーブオイル 大さじ2
- バター 5g
- ニンニク 1かけ(チューブでも可)
- 玉ねぎ 1/2個
- ベーコン 40g
- 小麦粉 大さじ1
- 生クリーム 150cc
- 牛乳 100cc
- コンソメ 小さじ2
- 塩、コショウ 適量
- ブロッコリー 1/2株
- アスパラ 3~4本
- 粉チーズ お好みで
作り方
- ブロッコリーとアスパラは食べやすい大きさに切って、あらかじめ茹でておきます。茹ですぎないように、ややかために茹でましょう。電子レンジで加熱しても大丈夫です。
- フライパンにオリーブオイル、バター、スライスしたニンニク、スライスした玉ねぎ、1㎝くらいに切ったベーコンを入れて焦げないように炒めます。
- 玉ねぎが十分にしんなりしたら、小麦粉を振り入れます。小麦粉のかたまりができないように気を付けて入れ、玉ねぎとベーコンにからめるように炒めます。
- 牛乳を入れて、小麦粉を溶かすようにゆっくり混ぜます。コンソメを加えます。
- とろみがついてきたら生クリームを加え、混ぜながら好みのとろみに煮詰めます。
- ブロッコリーとアスパラを入れて塩コショウで味を整えます。
- 茹でたパスタを絡め、お好みで粉チーズをトッピングして、できあがり。
アスパラに含まれるアスパラギン酸は疲労回復効果があります。ブロッコリーは、野菜の中でもビタミンCが豊富で、レモンの2倍が含まれています。また、がんの予防効果があるイソチオシアネートが含まれています。
小松菜とツナの和風パスタ
しょうゆ味の和風パスタは、年齢に関係なく好まれる味です。サッと炒めて手早く作れるので、忙しいときにも作れます。
- 小松菜 1束
- 玉ねぎ 1/2個
- しめじ 1/2パック
- ツナ缶 1個
- ニンニク 1かけ
- オリーブオイル 大さじい
- バター
- 昆布茶 小さじ1/2
- しょうゆ 大さじ1
- 塩、コショウ 適量
作り方
- 玉ねぎとニンニクはスライス、小松菜は2~3㎝に切って葉と茎を分けておきます。しめじは小房に分けておき、ツナ缶は汁をきっておきます。
- フライパンにオリーブオイルとバター、ニンニクを入れて火をつけます。ニンニクの香りがしてきたら、玉ねぎと小松菜の茎を入れて炒めます。
- しんなりしてきたら、しめじ、小松菜の葉、ツナ缶を入れて炒めます。
- 小松菜の葉がしんなりしてきたら、昆布茶、しょうゆを加えて混ぜます。
- 茹でたパスタを入れて炒め合わせ、塩、コショウで味を整えて、できあがり。
小松菜は、非常にカルシウムを多く含む野菜です。抗発がん作用や免疫賦活化作用があるといわれている、β‐カロテンも豊富に含んでいます。アクが少ないので、そのまま炒めて食べることで、カロテンの吸収率も高まります。
タコとトマトの冷たいパスタ
食欲がないときにも、サッと作れてさっぱり食べられます。オイルソースは市販のものを使うと、もっと手軽に作れます。
- ゆでダコ100g
- プチトマト 5~6個
- 水菜 50g
- オリーブオイル 大さじ4
- ニンニク ひとかけ
- 唐辛子 1本
- 塩、コショウ 適量
作り方
- プチトマトは縦に4つ割りのくし形に切ります。
- ゆでダコはプチトマトと大きさを合わせて、一口大の乱切りにします。
- 水菜は2~3㎝に切っておきます。
- プチトマト、タコは、大きめのボールに一緒に入れておきます。
- フライパンにオリーブオイルとスライスしたニンニク、種を取った唐辛子を入れて火にかけます。弱火でニンニクが焦げないように、ゆっくりとオリーブオイルに香りを移します。
- 十分に香りが出たら、プチトマトとタコの入ったボールにオリーブオイルを合わせます。冷蔵庫に入れて冷やしておきます。
- 茹でたパスタは氷水で冷やし、よく水を切ります。
- プチトマトとタコの入ったボールに水菜を加え、塩・コショウで味を整えます。塩気はやや強めにします。
- パスタを和えて、できあがり。
シャキシャキとした歯ごたえがおいしい水菜は、ビタミンC、カルシウム、葉酸がとても多く含まれています。野菜の中では比較的鉄分も多く含まれています。鉄はビタミンCと一緒に摂ることで吸収率が高まります。生で食べることが多い水菜は、ビタミンCと鉄分、葉酸が同時に摂れる、貧血予防に効果的な野菜といえます。
緑野菜のジェノベーゼソース
本来はバジルと松の実で作るのがジェノベーゼですが、いろいろな緑の野菜で楽しんでみましょう。
- ほうれん草 50g
- 大葉 2~3束
- パセリ 1束
- クルミ 20g
- すりごま 大さじ1
- 粉チーズ 20~30g
- ニンニク ひとかけ
- オリーブオイル 100cc
- 塩、コショウ 適量
作り方
- ほうれん草は茹でて水気を絞り、適当な大きさに切っておきます。
- 大葉は手でちぎっておき、パセリは葉の部分だけを取っておきます。
- クルミとニンニクは粗みじん切りにします。
- すべての食材をフードプロセッサーにかけてなめらかなペーストにします。。
- 塩とコショウで味を整えます。
- 茹でたパスタに絡めて、できあがり
大葉のさわやかな香りはぺリルアルデヒドという芳香成分によるもので、強い殺菌効果があります。薬膳ではアレルギーや花粉症の症状緩和にも良いとされています。
パセリ特有の香りはアピオールなどの精油成分で、口臭予防や疲労回復、食欲増進効果があるとされます。大葉もパセリも添え物のイメージが強い野菜ですが、ビタミンCやβ-カロテン他、豊富な栄養素を含んでいるので、積極的に食べたい野菜です。
あさりとキャベツのスープパスタ
あさりのだしとキャベツの甘みがおいしいスープになります。あさりを加熱しすぎないのがポイントです。
- キャベツ 100g
- ニンニク 1かけ
- あさり(殻付き) 100g
- オリーブオイル 大さじ2
- 唐辛子 1本
- 白ワイン 50cc
- 塩、コショウ 適量
作り方
- キャベツは一口大のざく切り、ニンニクはみじん切りにしておきます。あさりは砂出しをしてよく洗っておきます。
- フライパンにオリーブオイル、ニンニク、種を取った唐辛子を入れて、焦げないようにゆっくり香りを出します。
- あさりと白ワインを入れてふたをし、蒸し煮にします。
- あさりの口が開いたらキャベツを入れます。水分が少ないときは水を適量足して、塩、コショウで味を整えます。
- 茹でたパスタを絡めて、できあがり。
キャベツには、胃腸薬の商品名ともなっているビタミンU(別名:キャベジン)が含まれています。胃や十二指腸での抗潰瘍作用があります。また、消化酵素の一種であるジアスターゼも豊富に含まれているので消化を助けてくれます。胃にやさしい野菜です。
さて、今回は子供も大喜び!野菜をたくさん使ったパスタレシピ6選について紹介しましたがいかがでしたか。
紹介したレシピをアレンジすることで大人も子供もよりパスタを楽しむこともできますよ。うまく野菜を組み合わせて作ってみてはいかがですか。
子供も大喜び!野菜をたくさん使ったパスタレシピ6選
- みんな大好き!ミートソースパスタ
- 野菜たっぷり!濃厚クリームソースのパスタ
- 小松菜とツナの和風パスタ
- タコとトマトの冷たいパスタ
- 緑野菜のジェノベーゼソース
- あさりとキャベツのスープパスタ