
マローブルーは、ウスベニアオイなどの花を乾燥させたハーブティーです。抽出液へレモン汁などの酸性の材料を加えると、紫や青系から赤・ピンク系へ色が変わります。
この変化にはアントシアニン系色素が関係しています。健康効果を目的とした薬ではなく、色と香りを楽しむ飲み物として扱いましょう。
1.色が変わるのはpHで色素の構造が変化するため
お茶の水女子大学と東北大学の教材では、マローブルーに含まれるアントシアニンが水溶液の性質によって構造を変え、酸性では赤系、中性付近では紫系、アルカリ性では青緑系に見えると説明されています。
飲用では食品として販売された材料だけを使い、実験用の薬品は絶対に加えないでください。
2.ホットで色を観察する
食品用マローブルーを製品表示の量だけポットへ入れ、熱湯を注いで抽出します。色は花の量、水質、抽出時間、保存状態で変わるため、必ず鮮やかな青になるとは限りません。
3.レモンで色を変える
抽出液へレモン汁を1滴ずつ加えると、酸性へ傾いて赤・ピンク系へ変化します。酸味も強くなるため、色を見ながら少量ずつ加えます。
4.水出しは冷蔵庫で作る
清潔な容器と飲用に適した水を使い、冷蔵庫で抽出します。室温へ長時間置かず、完成後も冷蔵して当日中を目安に飲み切ります。異臭や濁りがあれば飲まないでください。
5.栽培株と飲用材料を分ける
観賞用として育てる場合は苗の品種名と栽培条件を確認します。庭の花は種類を取り違える可能性があり、観賞用農薬が使われている場合もあるため、自己判断でお茶にせず、飲用は食品として流通する製品を使います。
マローブルーの要点
- 色変化にはアントシアニンが関係する
- 酸性のレモンで赤系へ変わる
- 食品用の材料だけを使う
- 水出しは冷蔵する
- 医薬品の代わりにしない
