日本は長寿の国としても有名です。その中でも沖縄県のある村が長寿村として有名になったのはご存知でしょうか?その理由としてあげられているのが、沖縄でよく見かけるシークヮーサーのおかげとのことなのです。
シークヮーサーは沖縄の柑橘類として代表的ですが、この中に今回紹介するノビレチンが多く含まれているということの様です。
ノビレチンとは柑橘類に多く含まれるフラボノイド系の一つなのですが、特に多く含まれているのがシークヮーサーなのです。
今回はシークヮーサーに多く含まれるノビレチンの健康効果について5つ紹介します。長寿のヒミツがたくさん隠されているかもしれません。
ノビレチンには血糖値の上昇を抑制する効果がある
シークヮーサーに多く含まれているノビレチンは、血糖値の上昇を抑える効果があります。ノビレチンは脂肪細胞が分泌しているアディポネクチンというホルモンの分泌を促してくれるのです。
アディポネクチンとは身体に大事な役割を担っており、その働きは傷ついた血管の修復や、糖代謝や脂肪代謝などです。つまりアディポネクチンの量が少なくなってしまうと、健康を害してしまうかもしれないということです。
しかし、ノビレチンにはアディポネクチンの分泌を促す効果が含まれるために、血糖値の上昇を抑え、健康に導いてくれることに期待できるというわけなのです。
ノビレチンにはアレルギーを抑制する効果がある
ノビレチンはアレルギーを抑える効果も含まれます。アレルギー反応が起こってしまうと、ヒスタミンという化学物質がたくさん出ることで起こります。これは、身体の中である特定の物に過剰に反応してしまったための現象です。
特にノビレチンの働きとしては、ヒスタミンなどの化学物質の放出を抑える効果があるためアレルギー抑制に関わっているのです。
アレルギーで悩まれている方にはシークヮーサーなどの柑橘類を摂取することで緩和するかもしれませんね。
メタボリックシンドロームを予防する効果も!
上でも紹介したように、ノビレチンはアディポネクチンの分泌を促してくれる効果があります。そのため、メタボリックシンドロームの予防にも繋がっているのです。
ノビレチンは、脂肪の分解を促してくれる働きがあるため血糖値の上昇や血圧の上昇を抑え、メタボリックシンドロームの予防になるのです。
脂肪の分解を促すため、上手に代謝をすることができるので、太り過ぎを防止し、ダイエット中などにも効果的かもしれません。シークヮーサージュースなどを飲むといいかもしれませんね。
ノビレチンには炎症や痛みを抑制する効果がある
ノビレチンには炎症や痛みを抑制する効果も含まれています。その中には炎症が原因となる癌などの病気にも効果的なのではないかといわれている程なのです。
ノビレチンの働きとしては、特に慢性的な炎症を抑制するためなどに働き、それに関わるたんぱく質の活性を促すことで炎症や痛みを抑えてくれるのです。
ですから、慢性的な炎症の原因としてあげられるメタボリックシンドロームや動脈硬化などの生活習慣病の予防に一役かっているというわけです。
ノビレチンでアルツハイマー型認知症を予防!
最近では若年性のアルツハイマー型認知症というものもよく耳にしますが、ノビレチンにはアルツハイマー型認知症を予防する効果もあるのです。
アルツハイマー型認知症は脳神経の減少や萎縮によって認知能力や知能が落ちてしまうことで起こると考えられています。
その中でもアルツハイマー型認知症の特徴としてアミロイド斑というものがあります。これは、脳の中にアミロイドβという神経の成長や修復をしてくれるたんぱく質がたくさん蓄積してしまう物なのです。これだけ聞くといいことなのではないか?と思いそうですが、実は炎症を起こしてしまうとアルツハイマー型認知症の原因になってしまうこともあるのです。
ノビレチンはこのアミロイドβを減らしたり沈着を抑える効果があるため、アルツハイマー型認知症の予防効果に期待されているのです。
さて、今回はフラボノイド系の一種なんです!ノビレチンに隠された5つの健康効果についてお話ししましたがいかがでしたか。
ノビレチンには、長く健康でいるために必要な物がたくさん含まれているようです。ただ長生きしても病気であったり寝たきりのままでは、上手く行かないことも多くあるでしょう。できるだけ元気に長生きをするためにもノビレチンに注目してみてください。
フラボノイド系の一種なんです!ノビレチンに隠された5つの健康効果
- ノビレチンには血糖値の上昇を抑制する効果がある
- ノビレチンにはアレルギーを抑制する効果がある
- メタボリックシンドロームを予防する効果も!
- ノビレチンには炎症や痛みを抑制する効果がある
- ノビレチンでアルツハイマー型認知症を予防!