レーズンは、ドライフルーツの中でも、パンやお菓子などの加工食品に使われていて手軽に身近な食べ物ですよね。
レーズンには鉄分以外にも栄養素が豊富に含まれていることはご存知ですか?実はアンチエイジング効果や便秘解消にも効果のある栄養素が含まれているのです。
今回は意外と知られていないレーズンについて紹介します。
レーズンで素早くエネルギー補給
レーズンはぶどう糖、果糖といった糖分を約70%占めています。普通の砂糖よりも吸収されやすいので効率の良いエネルギーになります。朝食をあまり食べない人は、レーズンをプラスすることで、すぐにエネルギーになるのでしっかりと頭や体を動かすことが出来ます。
水分が抜けているので保存性が高いため緊急時の非常食として常備しておくことも出来ます。加えて、糖分は料理の甘味料として使用てきます。
レーズンは貧血予防の鉄分が豊富
野菜で多く含まれているほうれん草ですが、含まれている鉄分は100g当たり0.9mg、に対して、レーズンは100g当たり2.3mgの鉄分が含まれていますし、プルーンに関しては、100g当たり1.0mgに対してレーズンの鉄分は100g当たり2.3mgとほうれん草の約2倍の鉄分が含まれています。
しかし、レーズンの100gがどれくらいの量かと言うと1粒で約0.6gなので167粒と相当な量になります。一日に必要な鉄分の量は、成人男性が7.0mg、成人女性が6.0mgとされているので、レーズンだけで鉄分を取るのは無理がありますので、サラダやヨーグルトなどにトッピングして補助的にレーズンで鉄分を取ることが大切です。
レーズンは食物が豊富
レーズンには、食物繊維が100g中4.1g入っていて、食物繊維が豊富と言われているこんにゃくが100g中3.0g、ごぼうが100g中2.3gとレーズンが上回っています。
レーズンの食物繊維の30%が水溶性食物繊維で残りの70%が不溶性食物繊維です。レーズンに含まれる食物繊維には、便量を増加させ腸内での便の通過時間を速め、発がん物質が結腸壁に作用する時間を短縮させることで結腸がんのリスクを低下させる働きがあります。
水溶性食物繊維は、胃の中で水分を含むと膨張する特性がありますので、満腹感が出て食べ過ぎを防ぐ効果があるので、間食などにヨーグルトにトッピングしたレーズンを食べると食物繊維も取れて満腹になるのでダイエットに繋がります。
レーズンはむくみなどの解消のカリウムが豊富
レーズンには、カリウムが100g中740mg含まれています。カリウムの多い果物の代表格であるアボカドは100g中720mgを上回る量です。1日に必要なカリウムの量は、成人男性が2000mg、成人女性が1600mgとされているので、レーズンだけで1日に必要なカリウムの量の約30%が取れることになります。
カリウムには、体内の余分な水分や塩分を排出してくれる働きがあり、高血圧予防やむくみを解消する効果があります。高血圧や糖尿病が気になる人は、今から予防のためにレーズンを食べる習慣をつけてみると良いかもしれません。
アンチエイジング効果に優れたポリフェノール
果物に多く含まれているポリフェノールですが、ぶどうの皮にほとんど含まれているため、生のぶどうを食べてもポリフェノールを摂取できても少量ですが、レーズンはぶどうを皮ごと乾燥させているのでポリフェノールをたくさん摂取することが出来ます。
ポリフェノールの効果は、非常に強力な抗酸化作用や殺菌作用があり、老化の原因となる活性酸素を除去し、細胞の老化を防止する働きがあります。老化の予防のみならず、成長ホルモンの分泌も促してくれるので、皮膚の代謝をよくする美肌効果やバストアップ効果も期待できるとされています。
レーズンとヨーグルトの組み合わせの食べ方で便秘解消アップ
ヨーグルトは乳酸菌で出来ていて、乳酸菌には腸内の善玉菌を増やして悪玉菌の繁殖を抑える働きがあります。
そこにレーズンの食物繊維が加わるとさらに腸の環境が整えられ、ヨーグルトとの相乗効果できれいな腸を作ることが出来ます。ヨーグルトやレーズン単体で食べるよりもおすすめですのでデザートとしておすすめです。
サラダにトッピングしてアンチエイジング効果が高まる
かぼちゃやさつまいものサラダにレーズントッピングしてみましょう。かぼちゃとさつまいものどちらにも含まれているビタミンEやビタミンCが含まれています。ビタミンEやビタミンCには抗酸化作用があるので、レーズンと組み合わせることによってアンチエイジング効果がパワーアップします。
ヨーグルトやクリームチーズなどの乳製品を一緒に混ぜ合わせると、更に栄養効果が期待できます。野菜類はビタミンが豊富なので、サラダのトッピングとしてレーズンをふりかけるだけでもおすすめですよ。
さて、今回は栄養豊富!?干しブドウ「レーズン」の期待できる8つの効果について紹介しましたがいかがでしたか。
レーズンには、豊富な栄養が含まれていて、手軽に取れることがわかりました。レーズン単体で摂るのではなく、ヨーグルトやサラダなどと組み合わせて摂ることによって効果が更にアップします。体に良い食べ物だからといっても食べ過ぎに注意しながらダイエットや生活習慣病のためにも手軽に購入することが出来るレーズンを食べてみてくださいね。
栄養豊富!?干しブドウ「レーズン」の期待できる8つの効果
- レーズンで素早くエネルギー補給
- レーズンは貧血予防の鉄分が豊富
- レーズンは貧血予防の鉄分が豊富
- レーズンは食物が豊富
- レーズンはむくみなどの解消のカリウムが豊富
- アンチエイジング効果に優れたポリフェノール
- レーズンとヨーグルトの組み合わせの食べ方で便秘解消アップ
- サラダにトッピングしてアンチエイジング効果が高まる