世界中で注目の的!デーツに含まれる嬉しい5つの栄養効果

世界中で注目の的!デーツに含まれる嬉しい5つの栄養効果

世界中で注目の的!デーツに含まれる嬉しい5つの栄養効果
デーツというドライフルーツを知っていますか?デーツは別名ナツメヤシとも呼ばれ、北アフリカや中東原産の、紀元前から食べられていた、歴史のある果物です。

世界三大美女であるクレオパトラが、好んで食べていたとされるデーツは、栄養価が高く、近年、世界中でその効果が注目されるようになりました。

そこで今回は、デーツに含まれる嬉しい栄養効果を5つご紹介します。

デーツはエネルギー補給に最適!

ドライフルーツといえば、ダイエットに最適なイメージがありますが、デーツの主成分は炭水化物でブドウ糖や果糖が7割を占めます。実際にデーツは、中東では果物としてではなく、主食として食べられています。そのためデーツは、どちらかというとエネルギー補給に適しています。即効性がありますので、病後はもちろん、スポーツや勉強、仕事時などの栄養補給に最適です。

また、炭水化物と聞くと、太りやすいイメージがありますが、実は炭水化物には、太りやすいものと太りにくいものがあります。その目安となるのがGI値と呼ばれるもので、その食品を摂取後、血糖値がどの程度上がるかを示したものです。

GI値は最高を100とし、それぞれ70以上が高GI、56~59が中GI、55以下を低GIの食品とされています。デーツは47GIと低GIの食品に当てはまり、血糖値の急上昇を防ぎますので、太りにくい食べ物です。他のドライフルーツと比べても、1粒当たりのカロリーは低く11kcalですが、食べ過ぎはよくありません。1日に3、4粒程度の摂取がよいとされています。

デーツはミネラルの宝庫!

デーツはミネラルの宝庫と呼ばれるほど、多くのミネラルを含んでいます。デーツに含まれるミネラルは次の6つです。

カルシウム

デーツには、同じくドライフルーツで知られるプルーンの1.8倍にあたる100gあたり71mgのカルシウムが含まれています。骨や歯を作っている成分として知られていますが、その他にも、体液をアルカリ性に保ち免疫力を高める手助けをしたり、神経や筋肉の緊張を抑制するなど、非常に重要な役目を担っています。不足すると骨粗しょう症の原因になるほか、生活習慣病の原因になることもあります。

マグネシウム

デーツにはマグネシウムも豊富に含まれ、プルーンの約1.5倍にあたる、100gあたり60mgのマグネシウムが含まれています。マグネシウムは、カルシウムとともに骨や歯の形成に関わっている成分であり、生命を維持する働きのほとんどに関与しているため、生きていく上では欠かせない栄養素です。カルシウムと連携することで骨を丈夫にするほか、生活習慣病の予防にも効果があります。

デーツには100gあたり0.8mgの鉄が含まれています。鉄は、赤血球の赤い色素成分であるヘモグロビンを作っている主な栄養素です。ヘモグロビンは、酸素を体中に運ぶ役割をしています。ヘモグロビンが減少すると酸欠状態になり、めまいや息切れなど貧血の症状が現れます。

妊娠中や授乳期、生理中は、より多くの鉄が必要になり、また過度なダイエットをしている場合も、鉄が不足しがちになります。鉄は生きていく上で、不可欠なものですが、摂りすぎると吐き気、嘔吐、下痢などの症状が現れたり、高血圧になることがあります。

1日当たりの鉄の推奨摂取量は、年代や性別にも差はありますが、18歳以上の男性で7mg~7.5mg、女性は月経中以外は、6mg~6.5mg、月経中は10.5mg、さらに妊娠初期や授乳期は、8.0mg~8.5mg、妊娠中期・後期は21mg~21.5mgと決められています。摂りすぎに注意してください。

カリウム

カリウムは、体内の余計な塩分を排出させますので、むくみの改善や高血圧の予防になります。また、心臓の筋肉を正しく動かす、重要な役割をしている栄養素でもあります。カリウムは、デーツをはじめ、果物やイモ類、野菜など、さまざまなものに多く含まれていますが、塩分の摂りすぎや野菜不足の食生活、大量の発汗、下痢や嘔吐をした場合に不足しやすくなります。カリウムが不足すると、倦怠感や動悸などの症状が出ることがあります。

リン

カルシウムやマグネシウムと合わせて、骨や歯を作る栄養素です。近年、加工品に添加されているものが多くあるため、摂りすぎの傾向にあります。リンの摂取量は、カルシウムと同量が理想とされています。カルシウムの2倍以上の量のリンを摂取すると、カルシウムの吸収率が低下し、骨粗しょう症の原因になりますので、注意が必要です。

銅は鉄と合わせ、赤血球の赤い色素成分であるヘモグロビンを作っている栄養素です。また、SODと呼ばれる癌や脳卒中など、ほぼすべての病気の原因となる活性酸素を無毒化してくれる酵素を作っている頼もしい味方でもあります。

デーツはビタミンも豊富!

先ほど、デーツはミネラルの宝庫だとお話をしましたが、デーツにはビタミンも豊富に含まれています。デーツに含まれるビタミンは次の4つです。

ビタミンE

デーツには1.4mgのビタミンEが含まれています。ビタミンEは、非常に強い抗酸化作用を持ち、細胞や血管の酸化を防止する働きがあります。血流がよくなり、血管が健康な状態になることから、生活習慣病の予防をはじめ、冷えや肩こりの改善にも効果が期待できます。

ナイアシン

ナイアシンとはビタミンB群の一種で、体内に多く存在する栄養素です。摂取した食べ物の消化・吸収、代謝に関わる正常に行われるためには、酵素が必要です。ナイアシンは、脂質や糖質をエネルギーに変換するのに必要な酵素や、皮膚や粘膜を健康に保つために、必要な酵素の働きをサポートしています。

パントテン酸

デーツには、100g中0.94mgのパントテン酸が含まれ、果物で3位の含有量となっています。パントテン酸は、体内でコエンザイムAと呼ばれる酵素を補助する物質に変化し、エネルギーの代謝に関わっています。また、ビタミンCやコラーゲンの生成を助けることから、美容にも効果があります。さらに、ストレスに対抗するホルモンの合成を助け、ストレスを和らげる効果もあります。

ビタミンB6

タンパク質からエネルギーに変換する酵素の働きを助けたり、血液や筋肉を作るのに必要な栄養素です。また、脳の神経伝達を正常にする効果もあります。抗生物質を服用したり、妊娠中に不足することがあります。不足すると、口角炎や舌炎などが起こります。

ベータカロテンで身体の酸化を防ぐ!

デーツには、柿と同等である160㎍のベータカロテンが含まれています。ベータカロテンは、体内で一部がビタミンAに変換されるため、ベータカロテンそのものだけでなく、ビタミンAの効能も持ち合わせているのが特徴です。ベータカロテンはカロテノイドの一種であり、強力な抗酸化作用があります。そのため、生活習慣病をはじめとするさまざまな病気の予防が期待できます。さらにビタミンAは、視力低下を防止するほか、粘膜を強化されるので、免疫力がUPし、風邪などの感染症予防に効果があります。

2種の食物繊維で腸内環境改善!

デーツには100gあたり7.0gの食物繊維が含まれています。食物繊維が豊富な食材として知られているさつまいもに含まれる食物繊維は100gあたり2.3gですので、デーツは4粒で、さつまいも以上の約2.7gの食物繊維が摂取できることになります。デーツには、水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方が含まれているため、腸内環境の改善に効果が期待できます。

さて今回は、世界中で注目の的!デーツに含まれる嬉しい5つの栄養効果について紹介しましたがいかがでしたか。
見た目とは裏腹に、干し柿や羊羹のような味と称されるデーツは、ドライフルーツの中でもとっつきやすいとされています。非常に栄養豊富なデーツを美容や健康に役立ててください。

世界中で注目の的!デーツに含まれる嬉しい5つの栄養効果

  1. デーツはエネルギー補給に最適!
  2. デーツはミネラルの宝庫!
  3. デーツはビタミンも豊富!
  4. ベータカロテンで身体の酸化を防ぐ!
  5. 2種の食物繊維で腸内環境改善!

世界中で注目の的!デーツに含まれる嬉しい5つの栄養効果
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