オリーブオイルに、亜麻仁油、椿油、えごま油などなど最近では身体にいいとされている油が注目を浴びていますが、今回紹介するのは「米油」という油。
あなたは米油をご存知でしょうか?ライスオイルとも呼ばれており、実際に使用されているのではないでしょうか?
身体に良い油ということですが、実際に米油がどんなものなのか、どんな効果があるのか、摂取方法など意外と知らないことも多いのではないでしょうか?
今回は身体に良いとされている油の中でも米油に注目して気になることを5つ紹介します。メリットやデメリット、摂取の仕方など様々なことを紹介しますのでぜひ、健康のためにも正しい使用法で取り入れてみてください。
米油とは一体何のこと?
油といえば、炒め物や揚げ物などで大活躍しますが、使っているうちに空気に触れて酸化が進む特徴が有名です。しかし米油には抗酸化成分がたくさん含まれている特徴があるため、劣化しにくく身体に良いとされているのです。
例えば自宅で揚げ物をすると大量の油が残ってしまいますが、普通の油であれば次回まで置いておくと酸化が進んでいることが多くても、米油を使えば油の酸化が少なく、同じ込め油でより多くの回数使うことができるというわけです。
さらに米油は酸化を防ぐだけでなく、油切れがよくカラッとあがり、食感もサクサクしているので、身体の面を考えるだけでなく食事もより一層おいしくいただけてしまうのです。
米油に含まれるうれしい健康効果とは?
米油には美容効果が含まれる
米油には抗酸化作用が含まれていますが、その効果のもとになっているのがビタミンEやトコトリエノールなどだといわれています。これらのビタミンは抗酸化作用が強く、さらにトコトリエノールに関しては60倍のビタミンEが含まれています。
そのため、他の油に比べてビタミンEが豊富なので、抗酸化作用も強力で、お肌の老化防止、アンチエイジング効果などに期待できるというわけです。
米油にはコレステロール値低下効果が含まれる
油と聞くとコレステロールが高くなってしまいそうというイメージがありますが、米油は植物油のため、含まれているのは植物コレステロールなのです。そのおかげでコレステロールを下げてくれるということです。
米油には動脈硬化を予防する効果が含まれる
上で米油がコレステロール値を下げると紹介しましたが、その効果もあり動脈硬化などの病気予防にも効果があるのです。動脈硬化を防ぐことで、心筋梗塞や脳梗塞といった病気の予防にも繋がり、生活習慣病の予防になるのです。
米油の摂取量と気をつけるべきこととは?
身体に良いからといって米油をたくさん摂取してはいけません。油は油なのです。一日の目安としてはスプーン大さじ1杯程度の摂取にしておきましょう。
それだけでもビタミンEが豊富な米油は十分です。1杯だけで、一日のビタミンE摂取量の70%は摂れてしまいます。
ただし、米油には気をつけるべきこともあります。摂取量はもちろんですが、購入するときに注目してもらいたいのです。米油の中でも圧搾一番搾りを選ぶようにしましょう。その表記がない米油の中にはノルマルヘキサンという人の身体に害を及ぼす可能性のある成分も含まれていることがあるのです。
米油の様々な摂取方法を教えます!
米油でごはんを炊いてみる
米ぬかから作られる米油は、お米との相性はばっちり。炊きあがりはしっとりしており旨味もプラスされます。また、冷めたごはんでももっちりしているので美味しく食べることができます。量の目安は、お米3合に対して小さじ1/3程度の米油を加えましょう。
米油で炒め物を作る
米油は植物由来ですし、癖がないのも特徴です。煮物を作る際などに小さじ1杯の米油を加えたり、炒めるときに使ってみてはいかがでしょうか?
米油をパンに塗ったり、ドレッシングにしてみる
一日に大さじ1杯の米油を目安にしていますが、そのまま食べるのは難しいかと思います。そういう場合には、パンに薄く塗って食べたり、サラダなどにかけてみてはどうでしょうか?食べやすくなると思います。
鶏もも肉の米油煮込みレシピ
- 米油 150ml
- 鶏もも肉 1枚
- じゃがいも 1個
- にんにく 1/2玉
- ベビーリーフ 1/2袋
- レモン 1/4個
- 塩 小さじ1/2と少量
- こしょう 少量
- 醤油 小さじ1/2
- ローズマリー 1本
〈作り方〉
- 鶏もも肉を半分に切ったら、小さじ1/2の塩とこしょうを振りかけて馴染ませておきます。
- じゃがいもは洗って皮を剥いたら4等分程度に切り、少量の塩とこしょうをふりかけ馴染ませておきます。
- お鍋に込め油、鶏もも肉、じゃがいも、潰したにんにく、ローズマリーを入れて110℃程の低い温度で30分煮込みます。
- 鍋から鶏もも肉とじゃがいもを取り出し、フライパンに移したら焼き目をつけます。
- にんにくを2片分取り出しさらに潰して醤油と混ぜ合わせます。
- ベビーリーフを洗って水気をきっておきます。
- レモンはくし形に切っておきます。
- 最後にお皿の上に鶏もも肉、じゃがいも、ベビーリーフ、レモンを乗せて5をかけたらローズマリーを飾って完成です。
米油を使うことでコクが出る美味しい一品です。油が残っていますが、米油を使っているので酸化も少なく次回の料理で再利用することだってできます。経済的にも優しい料理かも知れませんね。
さて、今回は生活習慣病予防にオススメ?!米油のヒミツや知りたいこと5選!について紹介しましたがいかがでしたか。
身体に良いといっても実際にはどんな効果があるのか分からなかったことも知ることができたのではないでしょうか?一日の摂取量や気をつけるべきことに注目して、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
生活習慣病予防にオススメ?!米油のヒミツや知りたいこと5選!
- 米油とは一体何のこと?
- 米油に含まれるうれしい健康効果とは?
- 米油の摂取量と気をつけるべきこととは?
- 米油の様々な摂取方法を教えます!
- 鶏もも肉の米油煮込みレシピ