最近は健康志向の人が多くなりチアシードやキヌアなどスーパーフードも注目度が高まっています。そんなスーパーフードですが、「バジルシード」というものはご存知でしょうか?このバジルシードが、ダイエットに効果的だと人気ということなのです。
それもそのはず、スーパーフードであるチアシードよりもカロリーも低いため、よりダイエットに向いているのではとのこと。そのため、痩せ過ぎにも注意が必要ともいわれている程なのです。
今回はそんな魅力的なスーパーフード、バジルシードについて5つ紹介します。バジルシードとはどんなものなのか、食べ方や、効果などを調べていきたいと思います。気になる方は是非一度お試しください。
バジルシードとは何のことだろう?
注目されているスーパーフードの一つ、バジルシードですが、タイ原産のバジルの種が正体なのです。
成分の中にはグルコマンナンという食物繊維がたっぷり含まれているのが特徴です。バジルシードはチアシードのように水分を吸わせて膨らませて食べます。
では、両者は何が違うのかということですが、チアシードよりもバジルシードはより膨らむため少量で満腹考えられるのです。チアシードが10倍程度に比べてなんとバジルシードは30倍にも膨らむという特徴があるのです。
さらに、ヒミツはそれだけではありません。カロリーにも違いがあります。ティースプーン1杯で比べたところ、チアシードは25kcalに対して、バジルシードは5kcalと1/5もカロリーが低いのです。ダイエットにはうってつけですね。
またその中に含まれる食物繊維もチアシードはレタスの2/3個分ですが、バジルシードはレタス1個分なので、この点からもバジルシードが魅力的なことが分かるかと思います。
バジルシードに含まれる健康効果とは?
ヘルシーで食物繊維も多いバジルシードですが、もちろん健康効果も高いのです。
便秘解消でダイエット効果
食物繊維である水溶性のグルコマンナンが豊富に含まれるため腸似たまった老廃物を外に排出し便量を増やします。さらにグルコマンナンは水でふやかすことでゼリー状になるので満腹感も得られやすいので食べ過ぎ防止になります。また、コレステロールや糖質などの吸収も抑制してくれるのです。
美肌効果
バジルシードにはn-3系脂肪酸であるα-リノレン酸なども含まれます。血液の巡りがよくなり、肌の新陳代謝が活性化されます。そのため、お肌に潤いを与え、乾燥やシワ・タルミなどの肌トラブルを解決します。血流が改善されることでくすみの解消、便秘改善による肌荒れ防止の効果にも期待できます。
老化防止と生活習慣病予防
上で紹介したようにバジルシードにはα-リノレン酸が含まれます。これらは、体内でEPAやDHAに変換されることで、コレステロールや中性脂肪を下げて血液をサラサラにする効果があります。その結果、動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞といった生活習慣病の予防に効果が期待されます。また、n-3系脂肪酸は、細胞の老化を送らせる作用もあるので老化防止にも期待できます。
アレルギー、炎症緩和
バジルシードに含まれるn-3系脂肪酸を摂取して、n-6系とのバランスを整えることで、アトピーや花粉症といったアレルギーなどの症状を緩和してくれる効果があります。
脳機能アップ
α-リノレン酸の摂取により、EPAやDHAをより多く摂取することになります。これらは記憶や学習能力の向上などに貢献します。さらに、うつ病などの予防にも効果的です。
バジルシードを効果的に食べるためには?
バジルシードを飲むタイミング
満腹感の得られやすいバジルシードは食事の30分前に飲むと食べ過ぎを防止できます。仕事などで外で食事をすることが多い場合には、500mlのペットボトルに小さじ1杯のバジルシードを入れてふやかしてみましょう。
乳酸菌や納豆菌と一緒に食べる
ヨーグルトなどに含まれる乳酸菌と一緒に摂取すると、分解されたグルコマンナンが乳酸菌のエサになるためより腸内環境をよくしてくれます。また、納豆と一緒に食べると脂肪吸収を抑制し腸内環境を整えます。
冷えが気になる場合はお湯で膨張させる
チアシードと違い、バジルシードは温かい飲み物で膨らませることも可能です。ただし、40℃以上ではα-リノレン酸は壊れてしまいます。また、アルコール類と一緒に摂取するのは控えてください。お腹が緩くなってしまうことがあるようです。
バジルシードの1回量は小さじ1杯まで
膨張しやすいバジルシードは一度にたくさん食べると逆に便秘を招いてしまいます。適正量を守りましょう。
バジルシードの豚肉巻きおにぎり
- バジルシード 小さじ1/4
- 豚もも肉(スライス) 1枚
- ごはん 40g
- サラダ油 小さじ2
- 濃口醤油 小さじ1
- 塩 少量
〈作り方〉
- フライパンでサラダ油を温め、豚もも肉に濃口しょうゆをかけて、火を通します。
- 焼けたら、フライパンから取り出しておきます。
- バジルシード、炊いたごはん、塩を混ぜ合わせます。
- サランラップを敷いて焼いた豚もも肉を乗せます。
- 4の上にさらに3を乗せて包んで握れば完成です。
朝食にもいいですし、お弁当に持っていってもいいかもしれません。豚肉にはビタミンB2も含まれていますし、バジルシードも含まれているので、脂肪吸収を抑制してくれる効果に期待できそうです。
バジルシード入りトマトの冷製パスタ
- バジルシード 大さじ1と1/2
- カットトマト 1/2個
- にんにく 1/2片
- パスタ 50g
- オリーブオイル 大さじ1と1/2
- 塩 適量
〈作り方〉
- にんにくを薄くスライスしておきます。
- フライパンでオリーブオイルを熱し、にんにくを炒めます。
- 色づいてきたらバジルシードとカットトマトを加え、塩を振って軽く炒めます。
- 3をボウルに移し粗熱がとれたら冷蔵庫で冷やします。
- パスタは指示通りに茹でて水で引き締めたら、水気をきっておきます。
- 4に5を加えて、軽く和えたら完成です。
パスタの量が少なくてもバジルシードのふくらみのおかげで食べ応えはあるのではないでしょうか?主食である糖質を減らすこともできるのでダイエット中でもおいしいパスタを楽しむことができそうです。
バジルシードにはたくさんの魅力が隠されているようですね。ただし食べ過ぎや食べ方によっては逆効果のこともあるので、注意を守って楽しくアレンジしてみてください。美しい身体を手に入れることができるかもしれませんよ。
痩せ過ぎには注意が必要な程効果的!バジルシードのヒミツや活用法5選
- バジルシードとは何のことだろう?
- バジルシードに含まれる健康効果とは?
- バジルシードを効果的に食べるためには?
- バジルシードの豚肉巻きおにぎり
- バジルシード入りトマトの冷製パスタ