シャキシャキとした食感とぴりっとした辛みが食欲をそそるらっきょう。薬効が高く「畑の薬」とも呼ばれている野菜の一つです。
らっきょうは中国原産で紀元前から利用されていたとのこと。日本にやってきたのは平安時代で、食用とされたのは意外にも江戸時代と歴史は浅めなのです。
現在日本では宮崎県や鳥取県で多く栽培されており、砂丘などで育てると良質ならっきょうを作ることができるのだそうです。
種類はらくだや、八房、玉らっきょうなど様々で甘酢漬けなどとして食べることが多いのではないでしょうか？
今回はらっきょうに含まれる効能を６つ紹介します。是非らっきょうを食べて健康体を目指しましょう。
らっきょうは疲労を回復効果がある！
らっきょうには独特な香りと辛みが含まれます。これは硫化アリルによるものです。この硫化アリルはビタミンB1の吸収を助ける役目があり、ビタミンB1は疲労物質である乳酸などの分解を助けるのです。
そのため、らっきょうの硫化アリルがビタミンB1の効能をアップさせるので、疲労回復効果に期待できるのです。
らっきょうは腸内環境を綺麗にしてくれる
らっきょうには食物繊維が含まれています。その量は食物繊維が多いとされているごぼうのなんと３〜４倍です。
食物繊維は人の消化酵素では消化することができません。そのため、そのまま腸に届き、腸に溜まった老廃物を吸着し便としてそのまま外に排出することができるのです。デトックス効果に期待できるというわけです。
さらに、食物繊維は蠕動運動を促進させ、便の量も増やしてくれるので便秘の改善にも繋がります。らっきょうはダイエット食としても効果的と言えそうですね。
らっきょうはがんを予防する野菜！
らっきょうには硫化アリル化合物のジアリルスルフィドが含まれます。この成分は体の中で発がん物質を解毒する酵素を活性化してくれるため、がん予防に効果が期待できます。
また、活性酸素を除去する働きもあるため、細胞や組織を惨禍から守る働きもあるためさらにがん予防効果が強いとされています。
さらに、らっきょうにはフラボノイドも含まれます。フラボノイドはガン細胞を死滅させる酵素の働きも強めてくれるので、がん予防には最強の野菜なのです。
らっきょうは血流を改善し代謝もアップ！
らっきょうに含まれる硫化アリルには、血液をサラサラにさせる効果があります。血流が改善することで、代謝もアップし、体を温める効果にも期待できます。そのため冷え性の改善効果に加え、肩こりや腰痛にも効果的と考えられます。
また、体が温められることで、発汗作用も促されます。殺菌効果にも期待できる硫化アリルは、風邪や発熱のときにも効果を発揮し症状を緩和してくれるのです。
らっきょうは食欲増進させる！
らっきょうに含まれる硫化アリルは食欲を増進させる作用もあります。胃の消化液の分泌を高めてくれることで胃の働きを活発にしてくれるため食欲増進に繋がっているのです。
夏バテなど疲れて食欲のないときには、食欲もアップし疲労も回復するらっきょうはオススメの食材と言えそうです。
この硫化アリルは胃の中にいるピロリ菌にも抗菌作用を発揮することで、胃の健康を保ち胃がん予防にも期待できとのことです。
らっきょうで生活習慣病予防・改善
らっきょうに含まれる硫化アリルは抗酸化作用も強いのです。そのため、活性酸素を除去し、組織や細胞が酸化されるのを予防してくれるため、血管を若々しく保ったり、脂質の酸化を防ぐことができます。そのおかげで高血圧や、動脈硬化、脳梗塞といった病気予防に繋がるのです。
またらっきょうにはフルクタンが含まれており、コレステロールや胆汁酸の吸着にも役立ちます。吸着すると排出してくれるためコレステロール値が高くなるのを防いでくれるのです。
フルクタンは腸内細菌であるビフィズス菌のえさでもあります。活性を促し食後血糖値の上昇も抑制してくれるので糖尿病予防にも効果的なのです。
さて、今回はらっきょうは薬効のある素晴らしい野菜！含まれる６つの効能についてお話ししましたがいかがでしたか。
らっきょうには体にうれしい辛み成分や、食物繊維が豊富に含まれていることが分かりました。一つの成分だけでも様々な働きが詰まっているため、病気の予防にも、ダイエットなどにも効果があるんです。健康を手に入れたければらっきょうがオススメです。らっきょうを食べて理想な健康的な体を目指しましょう。
らっきょうは薬効のある素晴らしい野菜！含まれる６つの効能
- らっきょうは疲労を回復効果がある！
- らっきょうは腸内環境を綺麗にしてくれる
- らっきょうはがんを予防する野菜！
- らっきょうは血流を改善し代謝もアップ
- らっきょうは食欲増進させる！
- らっきょうで生活習慣病予防・改善