煮物や味噌汁、コロッケにしてみたりと、ホクホクとした食感がたまらない里芋。最近では冷凍の里芋も販売されているので調理も楽になっていますが、やっぱり一から皮をむいて処理をした里芋は新鮮で、またひと味違いますよね。
しかし、里芋の皮むきといえば、少し面倒くさかったり、たくさんの量をやっていると気づけば手が痒いという経験をしたことがあるのではないでしょうか?
美味しい里芋を食べるため下処理は大事な工程ですが、なかなか苦労も耐えませんよね。しかしそんな悩みも解決できるかもしれません。
今回は里芋の皮むきについて知りたいことを5つ紹介します。手のかゆみの原因や、簡単に皮をむく方法などを紹介していきますので是非参考にしてみてください。
里芋の皮むきをすると手が痒くなるのはなぜ?
里芋の皮をむいていると手がかゆいと感じたことがある人もいるでしょう。まさか里芋のアレルギーをもっているんじゃないか?!と思ったこともあるかと思います。
もちろん、アレルギーが原因ということもあるかもしれませんが、ほとんどの場合が里芋に含まれるシュウ酸カルシウムが原因なのです。
シュウ酸カルシウムは里芋の皮の近くに存在しています。その形状は針の結晶の様な形をしています。そのため皮をむいて触れることでバラバラになりその細かい針の様なものが刺さってかゆみとなるのです。
里芋の皮むきで手が痒くなったらどうすればいいの?
お酢を使う
水:お酢=3〜5:1の割合の酢水で手を洗ったり、付けておくことで手のかゆみが治まります。
手にすりつける
水で手を濡らした後に、少量のお酢やレモンを手に直接かけてすりつけてみてください。最後に水で洗い流したらかゆみが治まります。
クエン酸を使う
お酢やレモンは匂いもあります。匂いを付けたくない場合には、クエン酸を使っても同じ効果が得られます。クエン酸:水=小さじ1:1Lの割合の水で手を洗いましょう。
このように、酢やレモン、クエン酸などを使いながら皮をむくと手が痒くなりにくい様なので試してみてはいかがでしょうか?
里芋の皮むきで手が痒くならない方法とは?
里芋の皮むきをする前に加熱をする
鍋にお湯を沸かして里芋を先にゆでてしまったり、電子レンジで加熱しておくと手が痒くなることを防げます。もし痒くなった場合には手を塩で洗ってみましょう。
ピーラーを使う
ボウルなどに水を入れ、その中で里芋の皮をむきます。その際にピーラーなどを使えば直接手で剥かなくても済むので痒くなりにくいでしょう。
専用のグローブを使う
最近では、里芋などの皮をむくためのグローブも販売されています。グローブには細かいイボの様なでこぼこがついています。ですからグローブを付けた状態で里芋を強くこすることで、皮が剥けてしまいます。
簡単!電子レンジで里芋の皮むき
- 里芋 700g程度
〈手順〉
- 里芋をきれいに洗います。
- 里芋を耐熱容器やレンジ専用の蒸し器などに乗せてます。
- 600Wの電子レンジで10分の加熱をします。
- 加熱したら水にさらしながら皮をむきます。
皮が剥きにくい場合には、加熱時間を少し増やしてみましょう。剥きやすくなります。
圧力鍋で里芋の皮むき
- 里芋 お好きな量だけ
〈作り方〉
- 圧力鍋の中に蒸し板をセットします。
- 圧力鍋の中に水を入れます。
- 里芋をきれいに洗い泥を落とします。
- 里芋を圧力鍋の中に入れて蓋を閉めます。
- 1分程度加圧します。
- 加圧が終わったら里芋を圧力鍋の中から取り出します。
- 手や包丁で里芋の皮をむきます。
圧力鍋がない場合には通常の鍋にお湯を沸かして茹でてから皮をむくとむきやすくなります。ただし、里芋をゆでる場合にはどうしても水っぽくなってしまいがちです。そのため、圧力鍋や蒸す方法で加熱する方がホクホクと美味しい里芋に仕上げることが出来るでしょう。
また、加圧時間は作りたいものによって調節してみてください。煮物などにする場合には少し時間を長くすると調理時間が短縮できるなどの利点もありますよ。
さて、今回は手が痒い!!里芋の皮むきを上手にするための方法と原因を紹介!についてお話ししましたがいかがでしたか。
ホクホクとしていていろんな料理に使うことが出来る里芋。ですが皮むきが面倒だったり、手が痒くなるから避けてしまいがち。しかし痒みの理由や痒みの撃退方法、皮の剥き方さえ分かってしまえば、簡単で痒みともおさらば。せっかくのおいしい里芋。一からした処理する方が美味しく頂けること間違いなしです。ぜひ、参考にしてみてくださいね。
手が痒い!!里芋の皮むきを上手にするための方法と原因を紹介!
- 里芋の皮むきをすると手が痒くなるのはなぜ?
- 里芋の皮むきで手が痒くなったらどうすればいいの?
- 里芋の皮むきで手が痒くならない方法とは?
- 簡単!電子レンジで里芋の皮むき
- 圧力鍋で里芋の皮むき