かぼちゃの煮物は美味しいけれど、かぼちゃ自体にも調味料としての砂糖にも糖分いっぱいというのがダイエッターの間では有名な話です。
しかし、太りやすい料理と決めつけるのは早いです。実はかぼちゃの煮物でも置き換えダイエットができることを知っていましたか?
かぼちゃの煮物の特長は、お米より糖分が低い上に腹持ちが良いことです。糖分しか取れないお米と違ってかぼちゃの煮物は食物繊維や糖質の代謝を促すビタミンも豊富なので、ダイエット向きといえます。
かぼちゃの煮物をご飯の代わりに主食とし、かつ糖質の代謝も良くしてやせやすい体質になる食べ合わせ方法を伝授します。
ビタミンB1で糖質代謝!かぼちゃの煮物と豚肉和え
ビタミンB1は糖質代謝に大きく関わる栄養成分ですが、豚肉が多く含まれている代表食材です。かぼちゃと食べ合わせることで、糖質が効率的に代謝されます。豚肉を少量の醤油と味醂で味をつけながらサッと炒め、かぼちゃの煮物と和えます。炒めるのに時間をかけすぎると、加熱に弱めのビタミンB1が損なわれるので注意です。
かぼちゃの甘みと豚肉のくさみが程よく調和します。加熱された豚肉は固めで、咀嚼回数が増え、満腹中枢神経に満腹サインが送られます。かぼちゃの食物繊維との相乗効果で満腹感を早めに得られ、食べ過ぎも防止できますよ。
エネルギー転換力が凄い!かぼちゃの煮物とレバー
ビタミン群で糖質代謝に関わる栄養成分は、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸・ナイアシンなどが挙げられますが、レバーはこの成分を全てカバーしている嬉しい素晴らしい食材です。独特のくさみが苦手で敬遠されがちですが、是非親しみたい食材ですね。
くさみを和らげるには、しばらくレバーを水につけ、水をよく切った後、少量の牛乳と混ぜておきましょう。牛乳がなじんだ後、炒める前に醤油や味醂で味をつけておきます。それでも気になるのであれば、比較的くさみの少ない鶏レバーを選ぶと良いです。豚レバーや牛レバーはくさみが強めです。甘みのあるかぼちゃの煮物と交互に食べれば、くさみは気にならなくなります。
ナイアシンで糖質代謝!かぼちゃの煮物とマグロ
肉類は糖質代謝に役立つ食材とは言え、食べ続けるのは飽きますし栄養的にも良くありません。日替わりでお肉ではなく魚も食べたいものです。赤身マグロは糖質代謝に効果のあるナイアシンが含まれているので、かぼちゃの煮物との食べ合わせにおすすめです。
両方とも和食に分類されるので、和食料理としての組み合わせも良いですね。また、マグロも含め魚介類は肉類よりもカロリーが低めなので、カロリー過剰摂取による肥満も防止できます。
パントテン酸で糖質代謝!かぼちゃの煮物とゆで卵
パントテン酸という栄養成分も糖質代謝に関わります。かぼちゃ自体にも含まれていますが、豊富なのは卵です。卵の栄養成分を一番効率的に吸収したいのであれば、ゆで卵の状態がベストです。
細かく切ったゆで卵をかぼちゃの煮物と和えて、サラダのトッピングにするのも良いですね。炭水化物に口をつける前に、キャベツなどの食物繊維が豊富なサラダを食べると満足感が得られやすくなり、食べ過ぎを防止できます。
ビタミンB2で糖質代謝!かぼちゃの煮物と牛乳
ビタミンB2も糖質代謝を促す栄養成分です。ビタミンB2が多く含まれる代表的なものは牛乳です。パンプキンスープが好まれて食べられる通り、かぼちゃと牛乳は味わいが良く合います。かぼちゃを水で煮る代わりに牛乳で煮ましょう。
牛乳に含まれる乳糖がかぼちゃの甘味を良い具合に引き立ててくれます。ただし、牛乳は脂肪分が多めなので、いくら糖質を制限を心がけても飲み過ぎると、脂肪過多によって肥満になるので気を付けましょう。
さて、今回はかぼちゃの煮物で置き換えダイエット?その理由と食べ合わせ方5選について紹介しましたがいかがでしたか。
かぼちゃの煮物イコール炭水化物、食べたら太るもの、とは限りません。味付けに砂糖を使わない、食べ過ぎに注意する、食べ合わせに気を付けるなど工夫次第で逆に代謝がアップし、ダイエット効果を狙えます。野菜としては炭水化物が多いとして見られがちなかぼちゃの煮物ですが、様々な栄養素を含みますし、毎日とは言わずとも時々は食べたいものです。
白ご飯の置き換えで良いので、糖質制限ダイエッターにも積極的に食べて欲しいものです。食べ合わせには、糖質を代謝し、かつ体の燃焼に必要なたんぱく質を補う食材を選ぶのを心がけると良いですよ。
かぼちゃの煮物で置き換えダイエット?その理由と食べ合わせ方5選
- ビタミンB1で糖質代謝!かぼちゃの煮物と豚肉和え
- エネルギー転換力が凄い!かぼちゃの煮物とレバー
- ナイアシンで糖質代謝!かぼちゃの煮物とマグロ
- パントテン酸で糖質代謝!かぼちゃの煮物とゆで卵
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