鮮やかなオレンジ色が印象的なにんじん。栄養満点の緑黄色野菜で、健康効果が高いことから「緑黄色野菜の王様」ともいわれている魅力ある野菜の一つです。
そんなにんじんですが、特にβ-カロテンなどの量が豊富です。脂溶性ビタミンなので加熱調理でも栄養が損なわれず、油との相性も抜群です。炒めたり煮物にするのはもちろん、ドレッシングなどをかけても栄養をたくさん吸収できるのです。
しかしにんじんはそれだけではありません。栄養はにんじんの葉にもたくさん含まれていることをご存知でしょうか？
今回はにんじんの葉に含まれる栄養素を８つ紹介します。健康効果も高く様々な人の悩みを解決してくれるにんじんの葉。ぜひ上手に料理に摂りいれてしっかり栄養をとってみましょう。
にんじんの葉にもβ-カロテンが豊富に含まれている
- 美肌効果
- 成長促進効果
- 夜盲症や黄斑変性症の予防効果
- ガンの予防抑制効果など
にんじんだけでなく、にんじんの葉にもβ-カロテンはたくさん含まれています。β-カロテンは体の中に取り込まれるとビタミンAに変換されます。そのため、目の病気などの予防効果が高いのです。暗い場所などで視力が落ちる夜盲症の予防や改善効果、加齢に伴って起こる黄斑変性症の予防に期待できるのです。
また、抗酸化作用も強いため、お肌の老化を防いだりがん予防効果も含まれます。
抗酸化作用の強いビタミンEが豊富に含まれている
- 老化防止効果
- 美肌効果
- 血流改善効果
- 生殖機能維持効果
- 生活習慣病予防改善効果など
にんじんの葉には抗酸化作用の強いビタミンEが豊富に含まれています。活性酸素から身を守る力が強いビタミンEですので、老化を防ぎ、お肌を美しく導きます。
さらに、毛細血管を広げ血流も改善してくれるため身体が温まり、冷え性や腰痛などの悩みも解消してくれる可能性があるのです。
女性に嬉しい栄養が豊富に含まれている
- 成長促進効果
- 貧血予防効果
- 脳機能改善効果
- 動脈硬化予防効果
- 胎児の神経管閉鎖障害予防効果など
にんじんの葉には葉酸が豊富に含まれています。ビタミンB群の一つで造血のビタミンともいわれている栄養素です。その名の通り、貧血の予防効果に期待できます。
特に、妊娠を考えている方や妊娠中の方、授乳中の方には特に多く摂取していただきたい栄養素でもあります。葉酸の摂取が少ないと胎児の神経管閉鎖障害のリスクを高めてしまうことになります。
にんじんの葉にはビタミンCが豊富に含まれている
- 美白美肌効果
- 老化防止効果
- 免疫力アップ効果
- 貧血予防効果
- 白内障予防改善効果
- 病気から身を守る効果
- ストレス緩和効果など
にんじんの葉にはビタミンCが豊富に含まれています。β-カロテンやビタミンEとともに抗酸化作用の強い栄養素の一つです。美肌には欠かせない栄養素でもあり、コラーゲンの合成成分でもあるのでお肌にハリを与えてくれます。
また、シミやそばかすの天敵であるメラニン色素を防いでくれるのでお肌を美しく導いてくれます。その他にも老化を防いだり、病気やストレスから身を守ってくれるのです。
にんじんの葉には鉄分が豊富に含まれている
にんじんの葉には鉄分が豊富に含まれています。鉄には機能鉄と貯蔵鉄の二つがあり、機能鉄は身体に鉄を運ぶ役割をもち、貯蔵鉄は体の中に鉄を蓄えておく役割があります。
しかし、機能鉄が不足してしまうと貯蔵鉄を使うことになり体の中の鉄分が減ってしまいます。その結果、貧血になってしまうのです。貧血を予防するためにはにんじんの葉は大事な栄養素なのです。
にんじんの葉にはカリウムが豊富に含まれている
にんじんの葉にはカリウムが豊富に含まれています。カリウムはナトリウムと拮抗して働きます。そのため、体の中にナトリウムが多く取り込まれるとカリウムが外に排出してバランスをとろうとしてくれます。
塩分の多いものなどを食べ、にんじんの葉などのカリウムが豊富な食材を食べると、むくみを予防したり高血圧を予防してくれることに期待できるのです。
骨を丈夫にしてくれるカルシウムも含まれている
にんじんの葉にはカルシウムが豊富に含まれます。特に骨や歯を丈夫に作ったり、骨粗鬆症予防効果には欠かせません。身体を作っていく子どもや、弱っていくお年寄りなどどの年代の人にも積極的に摂取してもらいたい栄養素の一つです。
特に女性は閉経後にホルモンのバランスの乱れなどにより骨がスポンジのようにスカスカになる骨粗鬆症のリスクも高くなります。その結果、転倒や骨折のリスクも高くなるので、しっかり補給したい栄養素です。
カルシウムと相性バッチリのビタミンKが豊富に！
にんじんの葉には脂溶性ビタミンであるビタミンKが豊富に含まれています。特に出血した際に、血液を固めて止血する効果として有名な栄養素です。また、ビタミンKは骨の健康を保つためにも一役買っています。
骨を作るためにはカルシウムが必要ですが、それだけでは不十分なのです。ビタミンKの役割は、骨の中にカルシウムを摂りいれる際に使うたんぱく質を活性化してくれ、カルシウムが外に排出されるのを抑える効果があるのです。
さて、今回は「緑黄色野菜の王様」にんじんの葉に含まれる８つの栄養素とは？！について紹介しましたがいかがでしたか。
にんじんはオレンジ色の実だけでなく、緑色の葉にもたくさんの栄養素が詰まっているんです。抗酸化作用の強いもの、貧血を予防したり骨を強くしたりと身体には欠かすことの出来ない栄養素の塊です。様々な悩みを解決してくれますのでぜひ積極的に摂取してみましょう。
「緑黄色野菜の王様」にんじんの葉に含まれる８つの栄養素とは？！
- にんじんの葉にもβ-カロテンが豊富に含まれている
- 抗酸化作用の強いビタミンEが豊富に含まれている
- 女性に嬉しい栄養が豊富に含まれている
- にんじんの葉にはビタミンCが豊富に含まれている
- にんじんの葉には鉄分が豊富に含まれている
- にんじんの葉にはカリウムが豊富に含まれている
- 骨を丈夫にしてくれるカルシウムも含まれている
- カルシウムと相性バッチリのビタミンKが豊富に！