珍しい野菜アイスプラントの気になる6つの効能

珍しい野菜アイスプラントの気になる6つの効能

珍しい野菜アイスプラントの気になる6つの効能
アイスプラントという野菜を知っていますか?葉と茎の周りに付いている透明な粒々が特徴の野菜です。透明な粒々が凍っているように見えるのでアイスプラントと呼ばれています。プッチーナ、バラフ、ツブリナ、ソルトリーフなどの名称で売られていますので、見たことがあるかもしれませんね。

アイスプラントは、見た目が少しグロテスクですが、実は、プチプチ食感と塩味、みずみさが特徴の、面白い食感の野菜です。

そこで今回は、個性のある新野菜、アイスプラントの気になる効能を6つご紹介します。

アイスプラントで生活習慣病予防に!

アイスプラントに含まれる成分の中で注目されているのが、ミオイノシトールピニオールです。

ミオイノシトールは、抗脂肪肝ビタミンとも呼ばれ、肝臓を元気にする効果がある成分です。ミオイノシトールは、脂肪や血中コレステロールの流れをスムーズにし、身体に脂肪がたまるのを防いでくれる効果があるので、中性脂肪を減らしたり、脂肪肝や動脈硬化の予防が期待できます。

ピニトールは、血糖値を下げる効果がありますので、糖尿病予防になります。また、ブドウ糖の巡りをよくし、すみやかにエネルギーに変えてくれるので疲れにくくなり、忙しい現代人の強い味方になってくれます。

抜け毛や便秘、神経や脳機能の疾患にも!?

アイスプラントに含まれるミノイノシトールの効果は、生活習慣病の予防だけなく、神経を正常にするほか、脳の機能や腸を活性化する効果もあります。腸を活性化するので、便秘の改善にも期待できますし、神経を正常にすることで、うつ病やパニック障害、アルツハイマー病にも効果が期待できます。

また、神経が正常になることで、抜け毛にも効果があります。抜け毛が起こる原因は、毛根の栄養失調によるものですが、ミオイノシトールを摂り神経が正常になると、毛根にも栄養が行き届くようになります。

ベータカロテンで免疫力UP!

アイスプラントには、ブロッコリーと同量である926㎍のベータカロテンが含まれています。ベータカロテンは、体内でビタミンAに変換され、私たちの身体に良い働きをしてくれます。ビタミンAは摂りすぎると、皮膚の剥がれや、脱毛症や骨粗しょう症などの症状が現れることがあり、摂取量には注意を払わなければなりませんが、ベータカロテンにおいては、不足分だけをビタミンAに変換してくれるので、摂取量を気にする必要はありません。

摂取したベータカロテンは、そのすべてがビタミンAとして使われるわけではなく、一部はベータカロテンとして機能します。ベータカロテンとしては、鮭の色素であるアスタキサンチンやトマトのリコピンなどと同じ、カロテノイドの仲間ですので抗酸化作用があり、身体のさび付きを防止してくれます。また、ビタミンAに変化すると、視力低下や免疫力UP、コレステロールの低下などに効果があります。

アイスプラントはミネラルが豊富!

アイスプラントは地中のミネラルを吸収する性質があります。アイスプラントの特徴の1つである、葉や茎の周りに付いている粒々はブラッダー細胞と言い、そこにミネラルを保管します。アイスプラントにほのかな塩味がするのは、ブラッダー細胞にナトリウムをはじめとするミネラルをため込むからです。

アイスプラントに含まれるミネラルは、主に6種類あります。

カリウム

レタスの2倍量含まれています。体内の余計な塩分を排出するので、高血圧やむくみの予防になります。また筋肉の動かす神経にも関わりがあることから、便秘の解消にも期待できます。

レチノール

体内でビタミンAに変化する成分です。一見、ベータカロテンと同じように思われがちですが、動物性の食品に含まれるビタミンAをレチノール、植物性の食品に含まれるビタミンAをベータカロテンと呼んでいます。ベータカロテンと違い、不足した分だけビタミンAに変化するのではなく、レチノールは摂取したものはすべてビタミンAへと変化します。摂りすぎると、頭痛や吐き気のほか、肝臓の働きが悪くなってしまうことがありますので注意してください。

カルシウム

骨や歯の形成や精神の安定に不可欠な成分ですが、けがをして出血した際に、血液を固まらせるのを促すなど、カルシウムは私たちが生きていく上で、大切な存在です。

食べ物から摂取したカルシウムは、そのほとんどが骨に蓄えられ、残りは血中や細胞内に存在しています。そして、不足すると、骨に蓄えたカルシウムをその都度血中に排出しています。カルシウムは、骨に蓄えられ血中に排出するというサイクルを休みなく繰り返しているので、古いものが残ったままということはまずありません。カルシウムの摂取量は摂取基準を下回っています。カルシウムが足りなくなると、骨粗しょう症などの原因になります。

カルシウムは吸収率が悪い成分ですが、ビタミンDやビタミンKと合わせて摂ると、吸収率が上がります。アイスプラントには、レタスの3倍のビタミンKが含まれています。また、ビタミンDは鮭やしらすに多く含まれていますので、スモークサーモンとアイスプラントでサラダにするほか、アイスプラントをゆでて、しらすとともに和え物にするのもおすすめです。

ナトリウム

熱中症予防のため、暑い時期は意識して摂りたい成分です。ナトリウムもカルシウムと同じく欠かせない成分ですが、摂りすぎると胃がんや高血圧の原因になるため、汗をかいた時以外は、控えめを心掛けてください。

アイスプラントには、100g中0.67gのナトリウムが含まれていますが、カリウムも豊富に含まれています。余計なナトリウムはカリウムによって排出されますので、塩分が含まれるからと嫌煙しなくても大丈夫です。

マンガン

マンガンには酵素を元気にさせる効果があります。不足すると、体内の酵素が思うように働かず、代謝が悪くなったり、血液の巡りが悪くなり、肩こりや冷え性、肌荒れなどが起こります。また、冷静に物事を考えることができなくなりますので、イライラすることも多くなります。

酵素は新鮮な生の野菜に多く含まれます。ぜひアイスプラントとともに新鮮な野菜と組み合わせてサラダにするのがおすすめです。

亜鉛

亜鉛は、免疫力をUPさせ、美しい肌を保つために必要な成分で、毎日を元気に過ごすためには、必須の栄養素です。亜鉛は身体の中で作ることができないので、欠かさず摂取する必要があります。

アイスプラントで疲労回復効果!

アイスプラントには、リンゴ酸クエン酸も多く含まれています。リンゴ酸とはリンゴをはじめとする果物に含まれる酸味のことです。クエン酸は、主に柑橘類に含まれ、掃除にも使える成分です。

リンゴ酸やクエン酸は、体内に溜まった乳酸という疲労物質を分解する効果がありますので、疲労回復に一役買ってくれる成分です。また、身体に吸収されにくいミネラルの、吸収率を上げてくれる頼もしい味方でもあります。

プルプル肌と生活習慣病予防に効果あり!?

アイスプラントにはプロリンという成分も含まれています。
プロリンは、コラーゲンを作っている主な成分で、美肌やアンチエイジング、女性に多い関節痛の予防に効果があります。また、プロリンは消化酵素を元気にしますので、肥満の予防にも期待できます。

さて、今回は珍しい野菜アイスプラントの気になる6つの効能について紹介しましたがいかがでしたか。現在、市場に出回っているものは、ほとんどがハウス栽培のものです。アイスプラントは地中のミネラルを吸収する性質を持っていますが、それは言い換えると、良い成分も悪い成分もすべて吸収してしまうということです。購入の際には完全無農薬のものを選んでください。

洗わずに食べるのがベストですが、洗う際にはさっとくぐらせる程度にし、必ず切る前に洗ってください。

アイスプラントは、生のままはもちろん、ゆでても揚げても美味しくいただけます。特に天ぷらは塩味がついているので、何もつける必要がなくおすすめです。また、チーズとの相性が良いので、ワインのおつまみにも合いますよ。ぜひ、栄養の豊富な注目野菜アイスプラントを、日々の食卓に活躍させてください。

珍しい野菜アイスプラントの気になる6つの効能

  1. アイスプラントで生活習慣病予防に!
  2. 抜け毛や便秘、神経や脳機能の疾患にも!?
  3. ベータカロテンで免疫力UP!
  4. アイスプラントはミネラルが豊富!
  5. アイスプラントで疲労回復効果!
  6. プルプル肌と生活習慣病予防に効果あり!?

珍しい野菜アイスプラントの気になる6つの効能
最新情報をチェックしよう!