オランダガラシという野菜をご存知でしょうか?この呼び方は和名で、フランス語ではクレソン、英語ではウォータークレスという風に呼ばれています。
オランダガラシはとにかく栄養が豊富で栄養素密度が第一位の野菜なんです。抗酸化作用の強いビタミン類や、水溶性ビタミン、ミネラルも豊富で魅力的な野菜の一つ。
しかし、玉ねぎや人参などに比べると、食卓に並ぶことも少ないオランダガラシ。
今回はオランダガラシのヒミツや魅力、食べ方などについて5つに分けて紹介します。今まで食べたことがなかった人も、食べる機会が少なかった人も食べずにはいられなくなるはず。是非オランダガラシに目を向けてみてください。
その1:オランダガラシに含まれる栄養素とは?!
オランダガラシには栄養がたくさん含まれています。緑黄色野菜に多いとされる、β-カロテンやビタミンE、ビタミンCを兼ね備え、抗酸化作用も抜群です。
脂溶性ビタミンであるビタミンKや、水溶性ビタミンのビタミンB群も豊富でバランスの取れた野菜の一つでもあります。また、ミネラル類では、カリウムやカルシウム、マグネシウム、リン、鉄など、体に欠かすことのできない成分がたくさん入っているのです。
さらにオランダガラシには独特の辛み成分シニグリンも含まれており抗菌作用もあるのが特徴です。
その2:オランダガラシの主な効果とは?
栄養が豊富なオランダガラシ。健康効果も高い素晴らしい野菜なのです。
美肌効果
オランダガラシにはビタミンCが含まれているため肌のシミやそばかすを防ぎ、お肌にハリを与えます。
老化防止
オランダガラシには抗酸化作用が強いビタミンACEが含まれているので、細胞や血管などが活性酸素によって酸化するのを防ぎ若々しく保ちます。
むくみ予防
オランダガラシにはカリウムが含まれるため、余分な塩分や水分を外に排出し、むくみを予防します。
目の健康保持
オランダガラシにはβ-カロテンを含むため、ビタミンAに変換することができます。このビタミンAは網膜で光を感じるために必要なロドプシンの構成成分になっているので目の健康保持に役立ちます。
骨や歯を丈夫にする
オランダガラシには骨や歯を作るカルシウムや、マグネシウムやリンなどのミネラルも豊富に含まれるため、骨や歯を丈夫にする効果に期待できます。
貧血を予防する
オランダガラシには鉄分を含むため、めまいや立ちくらみなど貧血を予防する効果に期待できます。
その3:オランダガラシは店で手に入れなくても栽培できる?!その方法は
健康効果や栄養価の高いオランダガラシは家庭で簡単に栽培することもできるのです。
- オランダガラシの苗を用意します。
- 浅めの鉢に野菜用の培養土を入れます。
- 土に苗が入る程のくぼみを作り、その中にオランダガラシの苗を入れます。
- 水の入った受け皿を置いたら完成です。
特に肥料や追肥の必要はなく、どんどん育ってきます。育ってきたら茎を切って土に刺していけばさらに増えていくので、家庭でも簡単にオランダガラシを食べることができます。
その4:お店で買うときの選び方と保存の仕方
- 濃い緑色でツヤのある物を選ぶ
- 葉が太く、説の間隔が狭い物を選ぶ
- 香りが強い物は栄養分が多いので香りを確認して選ぶ
〈オランダガラシの保存の仕方〉
- コップなどの入れ物に水を入れます。
- 1にオランダガラシの茎を刺します。
- 2を上からビニール袋でかぶせて冷蔵庫に入れます。
オランダガラシは水を好む野菜です。そのため、コップに入れた水はこまめに取り替えてきれいな状態を保ちます。また、葉には水滴がつきやすいので拭き取るようにしましょう。
その5:オランダガラシの美味しい食べ方とは?
お肉と一緒に食べる
一番定番の食べ方です。よく、ステーキなどに添えられています。
サラダにして食べる
オランダガラシに塩こしょうで味を付けてレモン汁や、オリーブオイルなどでさっぱりといただきます。
天ぷらにする
天ぷらにすることで独特の苦味は抑えられ、香りを残すことができます。脂っぽさも抑えることができます。
味噌汁にする
オランダガラシの辛みがアクセントになったり、色鮮やかな味噌汁になります。
このようにオランダガラシの楽しみ方は様々あります。オススメのレシピも紹介します。
その6:オランダガラシのレシピを紹介
牛ステーキとオランダガラシのサラダ
〈材料〉
- オランダガラシ 1/8束
- 牛ステーキ 75g
- ミニトマト 2個
- レタス 1枚
- 紫玉ねぎ 1/8個
- 塩こしょう 少量
- サラダ油 適量
- ポン酢 適量
- 大根おろし 適量
〈作り方〉
- オランダガラシは洗って食べやすい長さに切ります。
- ミニトマトは洗って半分に切ります。
- レタスは冷水にさらし水気をきったら食べやすい大きさにちぎります。
- 紫玉ねぎは薄切りにしてみずにさらして水気をきります。
- 牛ステーキは常温に戻し、塩こしょうをしておきます。
- フライパンにサラダ油を入れて熱したら、牛ステーキを両面焼いて食べやすい大きさにカットします。
- 大根おろしとポン酢を合わせます。
- 野菜や牛ステーキを盛りつけて、7をお好みでかけたら完成です。
牛肉が入っているので食べ応えがある上に、オランダガラシは熱を通していないので、熱に弱いビタミンなどが壊れることなく食べることもできます。また、脂っこい牛肉でもポン酢と大根おろしでさっぱりさせることもできます。
さて、今回は栄養の密度はナンバーワン!オランダガラシのヒミツや食べ方6選について紹介しましたがいかがでしたか。
栄養がたっぷりのオランダガラシ。健康効果も高い上に、実は家庭でも簡単に育てることができるんです。食べ方も様々なのでぜひ食べてオランダガラシの魅力を存分に味わってみてください。
栄養の密度はナンバーワン!オランダガラシのヒミツや食べ方6選
その1:オランダガラシに含まれる栄養素とは?!
その2:オランダガラシの主な効果とは?
その3:オランダガラシは店で手に入れなくても栽培できる?!その方法とは
その4:お店で買うときの選び方と保存の仕方
その5:オランダガラシの美味しい食べ方とは?
その6:オランダガラシのレシピを紹介