焼いたり、煮たり、漬物にしたりと食べ方豊富の野菜であるなす。どんな食べ方が好きでしょうか?その中でも長野県の伝統野菜として愛され続けている小布施丸なすはご存知でしょうか?
スーパーに売っているようなよく見かけるナスは黒や紫色をしていて、長い形をしていることがほとんどだと思いますが、小布施丸なすは名前の通り、丸い形をしているなすなのです。まん丸というよりは、どちらかというと玉ねぎの様な丸い形をしているのが小布施丸なすです。
地元では郷土食として、丸なすの間に味噌を挟んで小麦の皮で包み蒸した様なおやきがメジャーであったりするようです。
今回そんな愛されている小布施丸なすを使った絶品レシピを紹介します。いつもとは違うなすです。料理の幅も広がること間違いなし。是非お試しください。
小布施丸なすのお味噌汁
- 小布施丸なす 1/2個
- だし汁 170ml
- 味噌 適量
- サラダ油 適量
〈作り方〉
- 小布施丸なすを2cm程度の厚みになるように輪切りにします。
- フライパンにサラダ油を入れて温まったら、小布施丸なすを色がつくまで焼きます。
- 焼き目がついたらひっくり返して裏面も同様に焼きます。
- 小布施丸なす全体に火が通ったら、2〜4等分程度に切ります。
- 鍋にだし汁を入れて煮立ったら火を弱めて味噌を溶きます。
- 5の中に小布施丸なすを入れて一煮立ちしたら完成です。
小布施丸なすを最初に焼くことで香ばしくなります。また、味噌汁の水分でトロトロの食感も楽しむことが出来そうです。とっても簡単にできるお味噌汁なので、試してみる価値ありですね。
小布施丸なすの田楽
- 小布施丸なす 1個
- 大葉 1枚
- サラダ油 適量
- 赤みそ 大さじ1
- みりん 大さじ1/4
- 砂糖 大さじ1/4
- 塩 適量
- 水 大さじ1と1/2
〈作り方〉
- 小布施丸なすは洗って水気をきったら、2cm程度の厚さの輪切りにします。
- 輪切りにした小布施丸なすの片面に格子状の切れ目を入れて塩水につけます。
- 大葉は細切りにし、水にさらしておきます。
- フライパンにサラダ油を入れて温まったら、2の小布施丸なすを切れ目が下になるように並べて蓋をして弱火で柔らかくなるまで焼きます。
- 焼けたらひっくり返して裏面も焼きます。
- 鍋に赤みそ、みりん、砂糖を入れて水を少しずつ加えながら伸ばしていきます。
- 6を弱火にかけてとろみがつくまで煮詰めていきます。
- 最後に5の小布施丸なすに7を塗り、大葉を乗せたら完成です。
小布施丸なすの味噌田楽です。小布施丸なすは焼いただけのシンプルなものですが、甘辛の味噌ダレがよく染み込むので美味しく頂けそうです。少し大葉を乗せることで彩りも良くなりますし、少しさっぱりした味わいも楽しめそうです。
小布施丸なすの肉詰め
- 小布施丸なす 1こ
- 豚ひき肉 30g
- しいたけ 1こ
- 青シソ 1枚
- みょうが 1/4本
- 白ごま 適量
- しょうゆ 大さじ1/2
- みりん 大さじ1/2
- 酒 大さじ1/2
- オイスターソース 1/2
- 塩 小さじ1/2
- 鶏がらスープの素 小さじ1/2
- 片栗粉 大さじ1/2
- めんつゆ 大さじ1/2
- 水 100cc
〈作り方〉
- 小布施丸なすは上から2cm程度のところで切り、蓋を作ります。
- 小布施丸なすの底は平らにするため少し切り落とします。
- 側面は3箇所、縦に皮をむきます。
- 切った小布施丸なすは水の入ったボウルの中に入れて5分程度さらしておきます。
- 耐熱皿に小布施丸なすを乗せて、ラップをしたら600Wに電子レンジで2分程温めます。
- 粗熱がとれた5の中身をくり抜きます。
- くり抜いた小布施丸なす、しいたけはみじん切りにします。
- 7と豚ひき肉はフライパンに入れて炒めていきます。
- 蓋ひき肉に火が通ったら、しょうゆ、みりん、酒、オイスターソース、塩、鶏がらスープの素を入れて煮絡めます。
- 6の中に9を詰めます。
- 小布施丸なすが半分程度浸かる程度の鍋に10を入れて水とめんつゆを入れて蓋をして5〜10分程蒸し煮にしていきます。
- 最初に作った小布施丸なすの蓋を入れてさらに蒸し煮にしていきます。
- 小布施丸なすと煮汁50ccをとりだし、残った煮汁に水溶き片栗粉を入れてとろみを付けます。
- 最後に上から13をかけて、千切りにしたみょうがとシソの葉を乗せて白ごまを振れば完成です。
ピーマンの肉詰めならぬ小布施丸なすの肉詰めです。丸い形を器として利用して、丸ごと食べることが出来るオシャレな1品です。豚ひき肉も使っているので食べ応えもありますし、トロッとした餡もかかっているので、ごはんが進みそうなおかずに仕上がっています。
小布施丸なすの煮物
- 小布施丸なす 1/2こ
- 厚揚げ 1/2
- 豚の細切れ肉 50g
- 2倍濃縮のめんつゆ 12cc
- 水 50cc
- 砂糖 大さじ1/4
〈作り方〉
- 小布施丸なすは皮をむいたら食べやすい大きさに乱切りします。
- お湯を沸かし、厚揚げにかけて油抜きをします。
- 粗熱がとれた2は食べやすい大きさに切ります。
- 鍋に2倍濃縮のめんつゆ、水、砂糖を入れて煮立たせます。
- 4の中に、小布施丸なす、厚揚げ、豚の細切れ肉を入れて煮ていきます。
- 灰汁が出たら灰汁を取り除き、10分程煮たら完成です。
小布施丸なすがとろとろした煮物の完成です。厚揚げや豚の細切れ肉も使っているので満足感も高い煮物になっています。小布施丸なすや厚揚げに味が染み込んで、どこか懐かしい、優しいおかずに仕上がっていそうですね。
小布施丸なすの南蛮漬け
- 小布施丸なす 1こ
- インゲン豆 4本程度
- にんにく 適量
- 生姜 適量
- 砂糖 適量
- しょうゆ 適量
- 酢 適量
- 赤唐辛子 1本
〈作り方〉
- ボウルの中にすりおろしたにんにく、すりおろした生姜、砂糖、しょうゆ、酢、赤唐辛子を入れて混ぜ合わせます。
- 小布施丸なすは洗って水気をきったら縦6等分に切ります。
- 2とインゲン豆を素揚げしたら1の中に入れます。
- 3の粗熱がとれたら冷蔵庫の中で冷やして完成です。
とっても簡単にできる南蛮漬けです。小布施丸なすのきれいな黒紫の中に唐辛子の赤とインゲン豆の緑が栄える一品です。甘酸っぱいタレが絡んで、ごはんにも、お酒のお供にもオススメできそうな一品になっていそうですね。
さて、今回は長野県の伝統野菜!愛されている小布施丸なすを使った絶品レシピ5選についてお話ししましたがいかがでしたか。
長野県の伝統野菜なので、なかなか普通のスーパーでは見かけることが少ないかもしれない小布施丸なす。しかし、いろんな調理方法、味付けで美味しく返信することが出来る野菜の一つです。是非お試しくださいね。
長野県の伝統野菜!愛されている小布施丸なすを使った絶品レシピ5選
- 小布施丸なすのお味噌汁
- 小布施丸なすの田楽
- 小布施丸なすの肉詰め
- 小布施丸なすの煮物
- 小布施丸なすの南蛮漬け