独特の香りと苦味が特徴のパセリ。多くのパセリは料理のときに少しかけたり、色どりのために飾りのように添えられていることが多いかと思います。例えば、パスタであったりオムライスであったり様々。
緑色が鮮やかなので料理も栄えます。ただ、香りと味が苦手だという人もおり、食べずによけてしまう人もいるのではないでしょうか?
そんなパセリですが、ジュースとしていただいたことはあるでしょうか?実はパセリジュースが注目を浴びており、栄養価も健康効果も高いとのことなのです。
今回はパセリジュースについて知っておきたいことを5つに分けて紹介します。オススメの飲み方なども紹介していくのでぜひ、パセリジュースをご賞味ください。
パセリジュースとは?含まれる栄養は?
パセリジュースとは、名前の通りパセリを使ったジュースのことです。パセリは栄養価が高くビタミンたっぷりのため、ジュースにすると栄養満点なのです。さらに、カロリーはジュースにしてもパセリカップ1杯分22カロリー程度ととてもヘルシー。そして驚くべきなのはビタミンCの量です。その中に1日に摂取したいビタミンCの133%も含まれているという点です。ビタミンCは加熱に弱い特徴がありますが、パセリジュースにすれば生のまま使うのでダイレクトにビタミンが摂取できるのです。
その他にもビタミンAやビタミンK、ビタミンEといったビタミン類、カルシウムやマグネシウム、カリウムなどのミネラルも豊富なのです。銅やマンガン、亜鉛などの微量元素も含まれており、パセリジュースは栄養の塊なのです。
便秘やダイエット中の人も多く摂取したい食物繊維なども含まれています。
パセリジュースの健康効果とは?
美肌効果
パセリジュースには豊富なビタミンCだけでなく、抗酸化作用の強いビタミンAやビタミンEなどが豊富に含まれます。そのためお肌を白く美しく導き、お肌の老化防止効果に期待できます。豊富なビタミンCのおかげで、コラーゲン生成を促しお肌にハリや潤いも与えます。
貧血予防効果
パセリジュースには鉄分も豊富に含まれるため、貧血予防効果に期待できます。さらに、鉄分の吸収を高めるビタミンCも豊富なので、より効果的なのです。
むくみ予防改善効果
パセリジュースにはカリウムが豊富に含まれます。そのため、身体に余分な水分や塩分を外に排出しむくみを予防します。さらにパセリは身体を温める効果もあるので冷えを解消しむくみを予防するのです。
腸内環境を整える効果
パセリジュースには腸内環境を整える食物繊維の他に、ピネンという成分も含まれます。これは腸内の有害な細菌が増えるのを抑えてくれるので、腸内環境をきれいし腸を健康に保ってくれます。
生活習慣病予防改善効果
抗酸化作用の強いパセリジュースは、細胞や血管などの老化や脂質の酸化を抑えてくれます。そのため血管を若々しく保ち動脈硬化や脳梗塞、心筋梗塞などの病気予防に繋がるのです。
口臭予防効果
パセリジュースにはピネンやアピオールという成分が含まれます。これらは消臭効果や口腔内の雑菌の繁殖を抑える効果があり、口臭予防に繋がります。
胃の健康保持効果
パセリジュースに含まれるピネンは適度に胃を刺激してくれるため消化に良いのです。さらにアピオールは食欲を増進させるため、体調が悪いときなど食欲がないときにも最適です。
精神安定効果
パセリジュースにはビタミンやミネラルが豊富に含まれます。これらはイライラしたり興奮している状態を鎮めてくれます。
おいしいパセリジュースを作るときに気をつけること!
きれいなパセリを選ぶ
フレッシュなパセリジュースを作るときには、まず新鮮なパセリを選ぶことからはじめましょう。新鮮な物は深緑色で葉がしっかりしています。しぼんでいたり、黄色くなっている物もありますが、パセリジュースにする場合には避けましょう。新鮮な物はより栄養価も高いです。
しっかりと洗う
パセリジュースは加熱などをしません。そのため、パセリの葉をしっかり洗うようにします。一緒に入れたい果物や野菜も同様です。
保存はしっかりと
できるだけ、すぐにパセリを使ってしまい、パセリジュースにしたらすぐに飲むことをオススメします。ですからそのときに飲む分だけ作るようにしましょう。パセリをしばらく置いておきたい場合には冷蔵庫の中で保存します。1週間程度であれば鮮度を保つことができます。
レモンを一緒に入れる
パセリはジュースにすることで独特の香りが強くなります。そのため、レモンを加えることをオススメします。飲みやすくなり栄養価も上がるだけではなく、パセリの臭いを緩和することができるのです。
レモン入りパセリジュース
- パセリ 20g
- バナナ 1本
- レモン 1/2こ
- 水 200cc
〈作り方〉
- パセリは洗って、葉を20g摘んでおきます。
- バナナは皮をむいて、適当な大きさに切っておきます。
- レモンは種を取り除き、果汁を搾ります。
- ミキサーの中にパセリ、バナナ、レモン、水を入れて撹拌します。
- しっかり混ざったら完成です。
パセリやレモンはフレッシュなので、ビタミンCがしっかり摂れるパセリジュースになります。バナナで甘みをプラスしているので飲みやすいですが、もう少し甘みが欲しい場合にははちみつなどを入れてみてもいいかもしれません。保湿効果などもプラスされてお肌にうれしい飲み物になりそうです。
豆乳パセリジュース
- パセリ 2枝
- 豆乳 1/2カップ
- バナナ 1/2本
- キウイ 1/2こ
- レモン汁 大さじ2/3
〈作り方〉
- パセリは洗って、葉を摘んでおきます。
- バナナは皮をむいて1cm幅の輪切りにします。
- キウイは皮をむいて小さめの1口大に切ります。
- ミキサーの中にパセリ、キウイ、バナナ、レモン汁、豆乳を加えて撹拌します。
- なめらかになるまで撹拌できたら完成です。
パセリジュースの中にバナナやキウイ、レモン汁を入れることで飲みやすくなります。さらに豆乳も含まれているのでイソフラボンと果物のビタミン類が合わさり、美容効果にも期待できます。豆乳を使用することでヘルシーですね。
さて、今回は栄養抜群!効果も抜群!パセリジュースについて知っておきたいこと5選についてお話ししましたがいかがでしたか。
パセリジュースはフレッシュのため、パセリがもつ栄養をしっかり摂取することができるとっておきの飲み方なのです。料理に入れたり加熱してしまうと少なくなってしまう栄養素も、パセリジュースにすればしっかり摂れます。栄養の偏りが心配な方やダイエット中の人などはぜひ1杯パセリジュースを飲んでみましょう。
栄養抜群!効果も抜群!パセリジュースについて知っておきたいこと5選
- パセリジュースとは?含まれる栄養は?
- パセリジュースの健康効果とは?
- おいしいパセリジュースを作るときに気をつけること!
- レモン入りパセリジュース
- 豆乳パセリジュース