シャドークイーン。ご存知でしょうか?名前だけ聞いても何かよく分からない食べ物なのか食べられない物なのかもピンと来ない人もいるかもしれません。
実はシャドークイーンとはじゃがいもの仲間なのです。一般的なじゃがいもは薄い茶色の皮に包まれていてその断面も薄い黄色や白っぽい色をしていますが、シャドークイーンは切ってみるときれいな紫色をしている特徴があります。また、皮も黒っぽい色をしていて普通のじゃがいもとはちょっと違うのです。
今回はそんな不思議なじゃがいも、シャドークイーンの美味しい食べ方や健康効果について5つに分けて紹介します。いつもとは違ったじゃがいもを味わってみてはいかがでしょうか?
シャドークイーンとはどんなじゃがいもなのか?
シャドークイーン。名前からは想像つかないかもしれませんが、じゃがいもの一種です。品種改良することで、普通のじゃがいもとは違って紫色のじゃがいもとなった北海道産のじゃがいもです。
シャドークイーンの濃く鮮やかな紫色は、ポリフェノールの一種であるアントシアニンという色素からなります。紫色をした芋の中には、キタムラサキやインカパープルといった品種も存在しますが、それらの芋と比べてもアントシアニンの量は3倍も多いのがシャドークイーンの素晴らしいところなのです。
美しい紫色を存分に楽しむために、お菓子などに加工しても美味しく頂けるようです。
シャドークイーンの栄養と健康効果は?
- アントシアニン
- カリウム
- ビタミンC
- ナイアシンなど
がんや生活習慣病などの予防改善効果
シャドークイーンは他の芋などに比べてもアントシアニン量が多いため、抗酸化作用が高い特徴があります。そのため、細胞や血管などを酸化から守り、高血圧や動脈硬化、心筋梗塞や脳梗塞といった病気などの予防に期待できます。
美肌美白効果
シャドークイーンにはビタミンCが含まれるため、お肌を白く美しく導きます。ただし、シャドークイーンは加熱して食べることが多いので、ビタミンCは壊れやすい特徴があるので注意です。しかしアントシアニンが含まれているのお肌の老化を防ぎアンチエイジング効果などに期待が高まります。また、眼精疲労などにも効果が期待できます。
むくみ予防
シャドークイーンにはカリウムが入っているので、過剰な塩分や水分を外に排出し、むくみを予防します。高血圧予防にも期待できます。
シャドークイーンのポテサラ
- シャドークイーン 1個
- きゅうり 1/4本
- ハム 10g
- 砂糖 2g
- 酢 2〜3g
- マヨネーズ 13g
- 塩 少量
- こしょう 少量
〈作り方〉
- シャドークイーンは洗って皮をむいたら3等分程度に切ります。
- 鍋に湯を沸かし、塩とシャドークイーンを入れて茹でます。
- 沸騰したらキッチンペーパーで落としぶたをし、中火で柔らかくなるまで茹でます。
- きゅうりは洗って軽く塩を振って15分程度おいてしんなりさせたり輪切りにします。
- ハムは小さく切ります。
- 砂糖と酢は混ぜ合わせておきます。
- 3が柔らかくなったら水を捨てて火にかけ、水分を飛ばします。
- 水分が飛んだら熱いうちに潰し、6と塩、こしょうで味を整えます。
- 粗熱をとったら8にマヨネーズを加えて和えます。
- 最後にきゅうりとハムを加えて混ぜ、冷蔵庫で冷やしたら完成です。
普段は白っぽいじゃがいもで作るポテトサラダも、紫色のシャドークイーンを使うことで、いつもと違った雰囲気のポテトサラダに仕上がります。色も鮮やかで美味しく食べることができます。
シャドークイーンと牛肉の塩麹炒め
- シャドークイーン 1個
- 牛肉の薄切り 50g
- 枝豆 適量
- 塩麹 大さじ1/2
- 砂糖 小さじ1/2
- サラダ油 大さじ1/2
〈作り方〉
- シャドークイーンは洗って皮をむいたら縦に8等分に切って、レンジで加熱し柔らかくします。
- フライパンにサラダ油を入れて温めたら牛肉を炒めます。
- 牛肉に火が通ったら1を加えて焦げ目をつけます。
- 3に塩麹、砂糖を加えて味を整えたら枝豆を散らして完成です。
シャドークイーンは牛肉と合わせることで主菜にも大変身できます。紫色と、枝豆の緑がとても鮮やかです。塩麹で味を付けているので、シャドークイーンの紫色をしっかり堪能することができます。
シャドークイーンのビシソワーズ
- シャドークイーン 150g
- 玉ねぎ 1/2個
- 水 100cc
- 牛乳 75cc
- にんにく 1/2片
- 白みそ 小さじ1/2
- 塩 少量
- オリーブオイル 大さじ1/2
- サラダ油 適量
〈作り方〉
- 玉ねぎは皮をむいたらスライスします。
- シャドークイーンは洗って皮をむいたら一口大に切ります。皮は千切りにします。
- にんにくは半分に切っておきます。
- 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で加熱します。
- 香りがしてきたら玉ねぎを加えてしんなりするまで炒めます。
- 少し焼き色がついてきたらシャドークイーンと水を加えて柔らかくなるまで15分程度煮込みます。
- ブレンダーなどでなめらかにし、牛乳、白みそ、塩を加えてさらに混ぜます。
- 粗熱をとって冷蔵庫で冷やします。
- シャドークイーンの皮をカリッと揚げて8の上から散らせば完成です。
鮮やかなシャドークイーンの紫色に牛乳の白い色が合わさるので、藤色をしたビシソワーズの完成です。白みそをポイントにすることでコクがまし、新しいシャドークイーンのビシソワーズが頂けます。
さて、今回は中身は鮮やかな紫色!シャドークイーンの美味しい食べ方や健康効果5選についてお話ししましたがいかがでしたか。
シャドークイーンは栄養価もあり、サラダやスープ、メイン料理にしても美味しく食べられることが分かりました。せっかくの鮮やかな紫色。楽しむためにもいろんな調理方法を試してみてください。
中身は鮮やかな紫色!シャドークイーンの美味しい食べ方や健康効果5選
- シャドークイーンとはどんなじゃがいもなのか?
- シャドークイーンの栄養と健康効果は?
- シャドークイーンのポテサラ
- シャドークイーンと牛肉の塩麹炒め
- シャドークイーンのビシソワーズ