別名ではストロベリートマトとも呼ばれているほおずきトマトですが、トマトではありません。食べることの出来るほおずきのことをいいます。
ほおずきといえば、観賞用としても親しまれていますが、食用の物も存在するんです。甘酸っぱくプチッとした食感で、緑や茶色といった薄い皮に包まれており、中身はきれいなオレンジ色をしているほおずきトマト。その味とコントラストも魅力のひとつです。
実は食用のほおずきトマトは海外などでは栽培されていたものの、日本で多く栽培されるようになってきたのは最近なのです。おまけに、栽培はそれほど難しくもないのです。
今回は、ほおずきトマトの育て方について5つにわけて紹介します。育て方のポイントや手順などを紹介していくのでぜひおうちで育ててみてくださいね。
ほおずきトマトを種から育てよう!
- ほおずきトマトの種
- 野菜用の培養土
- 鉢またはプランター
- 育苗ポット
〈育て方〉
- 育苗ポットに野菜用の培養土を入れます。
- 育苗ポットの中にほおずきトマトの種を蒔きます。
- 小さな種なので風邪などで飛ばされないようにうっすらと土をかぶせておきます。
- 土は乾かないように霧吹きなどで水をやります。
- 本葉が2〜3枚になったら育ちが良いものを1株選んで間引きます。
- 本葉が5〜6枚まで増えてきたらプランターに植え替えます。
ほおずきトマトは発芽する適温は25〜30℃と高めです。そのため種を蒔くのは3〜6月の温かくなってきた時期がオススメです。
ほおずきトマトを育てるためのコツを知ろう!
ほおずきトマトが好む土作り
野菜用の培養土を使うのも簡単でひとつの手ですが、土から作りたい場合には赤玉土:腐葉土を6:4で配合して、1割程度ピートモスを加えてみましょう。水はけの良い土作りがほおずきトマトを上手に育てるコツです。
ほおずきトマトは乾燥に弱い
ほおずきトマトは乾燥に弱いのが特徴です。また、温かくなってから種を蒔いていくので、乾きやすくなります。そのため、よくチェックして土が乾いたら水をしっかり与えましょう。
育ってきたらしっかりお手入れをしてあげよう
支柱を立てて倒れないようにしてあげる
ほおずきトマトは生長していくと高さは50cm以上と背が高くなっていきます。そのまま放っておくと茎は倒れてしまいます。支柱を立ててあげで、丈夫に成長させてあげるのが大事です!60cm以上の長さがある支柱をまっすぐ立てて、茎に紐で括り付けて固定してください。
収穫量と大きさを重視したい場合は剪定してあげる
ほおずきトマトは苗を植え付けたらおよそ1ヶ月程度で開花します。しかし、全て開花させてしまうと、収穫量が減少してしまったり、育ちが悪く小さな実に鳴ってしまうことがあります。そのため、全て開花するのを待つのではなく、外側にある蕾などは摘んでしまうとよいでしょう。残っている実に栄養が運ばれ大きく育ちますよ。
さらに育ちよくするためには?
ほおずきトマトは窒素が多い物よりリン酸が多い肥料がオススメです。窒素分が多いと茎や葉を生長させてしまいます。リン酸が多い物は花や実を育てるのに向いているのです。実つきをよくするためにもリン酸の量に気をつけてみましょう。
植え付ける際にも追肥します。オススメは緩効性の化成肥料です。その後4〜6月頃には月に一度与えるように心がけてください。
大きくなったらほおずきトマトを収穫しよう!
収穫のタイミング
ほおずきトマトは花が咲いたら実がなります。初めのうちはトマトのように緑色をしていますが、そのうちにオレンジ色、黄色と鮮やかな色になっていきます。緑色の状態で収穫する場合は1週間程度置いて、熟してから食べるのがよいでしょう。黄色くなっていれば熟しているのでそのままでも食べることが出来ます。およそ花が咲いてから40〜50日したら収穫の目安と考えてくださいね。
ほおずきトマトを植え替える
種を蒔く時期はあるものの、実はほおずきトマトは多年草の植物です。そのため放っておくとどんどん根が張りプランターの中が狭くなっていきます。ですから、5〜6月頃にプランターを変えてあげるようにしましょう。
さて、今回は実は簡単に育てられる!ほおずきトマトの5つの育て方ポイント!についてお話ししましたがいかがでしたか。
観て楽しむだけではないほおずきトマト。実は他の野菜と同じように場所を選ばずプランターなどで簡単に育てることができるんです。見た目にもかわいいほおずきトマト。ぜひ育ててみてください。鮮やかな色を楽しむことが出来ますよ。
実は簡単に育てられる!ほおずきトマトの5つの育て方ポイント!
- ほおずきトマトを種から育てよう!
- ほおずきトマトを育てるためのコツを知ろう!
- 育ってきたらしっかりお手入れをしてあげよう
- さらに育ちよくするためには?
- 大きくなったらほおずきトマトを収穫しよう!