
さつまいもは、日当たりと水はけのよい場所を用意できれば、家庭菜園でも育てられます。ただし、植え付け時期や育ち方は地域の気温、品種、土の状態によって変わります。
この記事では、農林水産省の栽培情報をもとに、苗の選び方から収穫までの基本を5段階で整理します。実際の作業では、購入した苗や肥料の表示、地域の栽培暦も確認してください。
1.日当たりと水はけのよい場所を選ぶ
さつまいもは暖かい環境を好みます。農林水産省は、植え付けの目安として地温が18℃以上になってからと案内しています。植え付け時期は地域によって異なるため、気温だけでなく霜の心配がなくなったかも確認しましょう。
畑では日当たりと水はけのよい場所を選びます。プランターで育てる場合は、根が伸びる十分な深さと容量があり、底穴から排水できる容器を使います。
2.苗と土を準備する
家庭菜園では、園芸店などで販売されている「つる苗(挿し苗)」を使うのが一般的です。葉や茎が極端に傷んでいないものを選び、入手後は乾燥させないように扱います。
土づくりや肥料の量は、もとの土や使用する培養土によって変わります。肥料は多ければよいわけではないため、家庭菜園用培養土や肥料の説明に従ってください。
3.苗を植え付ける
農林水産省の栽培例では、苗の間隔は約35cmです。苗を斜めまたは水平気味に植え、葉は土の外に出します。植え付け方によっていもの付き方が変わるため、購入した苗の説明も確認しましょう。
植え付け直後は、苗と土がなじむように水を与えます。その後の水やりは天候や土の乾き具合を見て判断し、常に過湿になる状態は避けます。プランターは畑より乾きやすいため、土の表面だけでなく鉢全体の状態を確認してください。
4.生育中のつるを管理する
つるが広がり、節から根を下ろしている場合は、必要に応じてつるを持ち上げて根を切る「つる返し」を行います。ただし、品種や栽培方法によって管理は異なります。
葉の色や生育に異常があるときは、すぐに追肥すると決めつけず、日照、水分、害虫、土の状態を順に確認します。農薬や肥料を使う場合は、対象作物、使用量、使用時期などの表示を守ってください。
5.植え付けから約120日を目安に収穫する
農林水産省では、収穫の目安を植え付けから約120日としています。ただし、地域や品種、天候によって前後するため、まず株の一部を試し掘りして、いもの大きさを確認すると安心です。
晴れた日に、いもを傷つけないよう株から少し離れた位置から掘ります。さつまいもは低温に弱いため、保存するときは冷やしすぎず、傷んだものを分けて早めに使いましょう。
栽培のチェックポイント
さつまいもの育て方|植え付けから収穫までの基本
- 地温18℃以上を目安に、地域に合った時期に植える
- 日当たりと水はけのよい場所を選ぶ
- 苗の間隔は約35cmを目安にする
- 水や肥料は土と生育を見ながら調整する
- 植え付けから約120日を目安に試し掘りする
