β-カロテンにカリウム、カルシウムなど栄養満点のタアサイ。タアサイとは、アブラナ科の野菜で原産地は中国です。
見た目は小松菜やほうれん草が縮れた様な形をしており、深い緑色をしています。原産地が中国だと紹介しましたが、タアサイが日本に普及し始めたのは昭和に入ってからで、なじみはまだまだ浅い野菜の一つなのです。
栄養価がとても高いタアサイ。癖も少なく調理方法は様々です。炒めたり、お浸しにしたり、スープに入れたりとどの食べ方でも美味しく頂ける野菜なのです。
今回はそんなタアサイを使った美味しいレシピを5つ紹介します。ほうれん草や小松菜も使いやすいですが、たまにはタアサイで料理を作ってみてはいかがでしょうか?
タアサイの卵炒め
- タアサイ 1/4束
- 卵 1個
- 鶏がらスープの素 適量
- オイスターソース 適量
- 粗挽きこしょう 少量
- ごま油 適量
〈作り方〉
- ボウルに卵を割り入れ、溶きほぐします。
- タアサイは洗って水気をきったら茎と葉にわけて適当な大きさに切ります。
- フライパンにごま油を入れて熱したら、②を流し入れ軽く火を通したら取り出します。
- 卵を取り出したフライパンにさらにごま油を加え、熱したら、タアサイの茎を炒め、全体に油が回ったら葉を入れて炒めます。
- 全体がしんなりしてきたら鶏がらスープの素、オイスターソース、粗挽きこしょうで味を整えます。
- 味が馴染んだら最後に卵を加えサッと混ぜたら完成です。
タアサイの緑と卵の黄色が鮮やかな炒め物です。タアサイのシャキシャキとした食感の中に、卵のまろやかさが加わり美味しく頂けます。味付けは中華風ですが、白ごはんとの相性は抜群です。
タアサイのナムル
- タアサイ 1/2株
- ごま油 小さじ1/2
- 塩 適量
- にんにく 少量
- 白すりごま 少量
- 白ごま 少量
〈作り方〉
- タアサイはよく洗い水気をきったら根を切り落とします。
- 鍋に湯を沸かし、塩を加えた中にタアサイを入れて茹でます。
- 茹でたタアサイはザルに上げて流水でしっかり冷やし水気を絞ります。
- ボウルの中に適当な大きさに切ったタアサイ、ごま油、塩、すりおろしたにんにく、白すりごまを加えて和えます。
- 最後に白ごまで飾り付ければ完成です。
とっても簡単にできるタアサイのナムルです。作り置きをして少しずつ小鉢に入れて食べるのも良さそうです。箸休めにもなりますし、お酒のお供としても活躍してくれそうなナムルですね。
タアサイとワカメの中華風スープ
- タアサイ 1/2株
- ごま油 小さじ1
- 乾燥わかめ 適量
- 葛きり 15g
- 中華スープの素 小さじ1
- キムチの素 お好みで
- いりごま 適量
- 水 150ml
〈作り方〉
- タアサイは洗って水気をきったら、5cm程度のざく切りにします。
- 鍋にタアサイ、ごま油、水を入れて中火で温めます。
- 2の中に乾燥わかめ、葛きり、中華スープの素、キムチの素を加えて一煮立ちさせます。
- 最後にいりごまを振りかければ完成です。
タアサイの中華スープです。キムチの素で辛さを調整してください。タアサイとわかめと葛きりが入っていますが、カロリーも低くとってもヘルシーです。葛きりのツルッとした食感とタアサイとわかめの食感が楽しめる温まるスープですね。
タアサイのチヂミ
- タアサイ 1/2株
- にんじん 1/6本
- 小麦粉 50g
- 片栗粉 25g
- 卵 1/2個
- 水 40cc
- ごま油 適量
- ポン酢 適量
〈作り方〉
- タアサイは洗って水気をきったら粗みじん切りにします。
- にんじんは洗って皮をむいたら細切りにします。
- ボウルの中に小麦粉、片栗粉、卵を加えて、ダマにならないように少しずつ水を加えてタネを作ります。
- 3の中にタアサイとにんじんを加えて全体を混ぜ合わせます。
- フライパンに多めのごま油を入れて温まったら、4の生地を流し込み、蓋をして弱火で焼きます。
- 両面がカリッと焼けたら食べやすい大きさに切ってポン酢をかけて完成です。
ビタミンたっぷりのタアサイとにんじんをふんだんに使ったチヂミの完成です。色も鮮やかですし、野菜をたっぷり使っているのでヘルシー。ごま油を使っていますが、ポン酢で召し上がるのでさっぱりと頂けちゃいます。
豚肉とタアサイの甘酢ダレ
- タアサイ 25g
- 豚の細切れ肉 50g
- もやし 25g
- にんじん 7g
- 甘酢あんかけのタレ 大さじ3/4
- 小麦粉 大さじ1
- ごま油 大さじ3/4
- すりおろし生姜 少量
- 水 25cc
〈作り方〉
- タアサイは洗って水気をきったら、葉と茎に分けて一口大程度の大きさにします。
- にんじんは洗って皮を剥いたら千切りにします。
- もやしは洗って水気をきって、長いものはにんじん程度の大きさにします。
- 蓋の細切れ肉に小麦粉をまぶして馴染ませます。
- 4を丸めてボールの形にします。
- フライパンに半量のごま油を入れて熱したら、中火で5を転がしながら焼き目をつけていったんお皿に取り出します。
- 6のフライパンに残りのごま油を入れて熱したら、すりおろし生姜、にんじん、タアサイの茎の順に加えて炒めます。
- 7の中に再び豚の細切れ肉を加えて炒めます。
- 弱めの中火にしたらタアサイの葉ともやしを加えて炒めます。
- 全体が馴染んできたら、弱火にして水を加え1〜2分程蒸し煮炒めにしていきます。
- 10に甘酢あんかけのタレを加え味を整えたら完成です。
豚肉の細切れがボール状になっているので噛みごたえも満足度も高い炒め物になります。ターサイトにんじんともやしもはいっているのでシャキシャキした食感もあり、甘酢っぱいタレが絡んで食が進みそうです。
さて、今回はβ-カロテンがたっぷり!タアサイを美味しく食べるためのレシピ!についてお話ししましたがいかがでしたか。
タアサイは炒めても煮ても茹でても美味しく頂くことの出来る野菜です。栄養も満点ですし、色も鮮やかなので、料理に加えてみてはどうでしょうか?中国原産ということもあり中華料理の相性はもちろん、和食などにも応用できますので、是非お試しくださいね。
β-カロテンがたっぷり!タアサイを美味しく食べるためのレシピ!
- タアサイの卵炒め
- タアサイのナムル
- タアサイとワカメの中華風スープ
- タアサイのチヂミ
- 豚肉とタアサイの甘酢ダレ