テアフラビンという言葉を聞いたことがあるでしょうか?テアフラビンとはポリフェノールの一つであり、カテキンを発酵させることでできる赤色の色素のことを言います。紅茶やウーロン茶などの飲み物に多く含まれているので普段から摂取している方も多いかもしれません。
テアフラビンもポリフェノールなので、抗酸化力が強く、健康効果が高い成分なのです。普段飲んでいる飲み物に含まれているとは言え、実際にはどんな健康効果が隠されているのかは知らない方も多いのではないでしょうか?
今回はテアフラビンの健康効果について5つ紹介していきます。普段何気なく飲んでいる紅茶やウーロン茶ですが健康を意識して飲んでみましょう。
テアフラビンで殺菌と消毒する
紅茶などに多く含まれているテアフラビンには殺菌消毒効果が含まれています。特に、夏場などに多い食中毒などの細菌に対しても殺菌効果があるとのことです。
殺菌効果といえば緑茶のカテキンなども有名ですが、実はボツリヌス菌などにはテアフラビンの方が効果が高いとのこと。
さらにテアフラビンは殺菌消毒効果がある物の、体に必要なビフィズス菌や乳酸菌などの菌には働かず、むしろ善玉菌は増えて悪玉菌は減るといった効果もあるのです。そのため、腸内環境も整え、便の臭いの改善にも繋がるのです。
また、胃がんの原因に挙げられるヘリコバクターピロリ菌などの菌にも殺菌作用を示したり、水虫の白癬菌などにも効果的だということで、健康を害する菌などには大きな働きをしてくれるのがテアフラビンなのです。
インフルエンザも予防できる
上で、テアフラビンには殺菌消毒効果があることを紹介しましたが、冬の大敵インフルエンザの予防にも効果が期待できるというのです。
インフルエンザのウイルスにはいくつか種類がありますが、どんな種類でもテアフラビンが働きかけることでウイルスの感染力を失わせるとのことです。
紅茶でうがいをすることで、しなかった人に比べてインフルエンザにかかりにくいといった研究結果もあるほどなので、特に冬場は実践してみる価値があるかもしれません。
また、うがい以外にも、習慣的に紅茶やウーロン茶を飲んで積極的にテアフラビンを摂取することで、インフルエンザとおさらばできそうですね。
テアフラビンが血糖値の上昇を抑える
テアフラビンには血糖値の上昇を抑える効果も含まれているのです。
血糖値が高くなってしまうと生活習慣病でもある、糖尿病にかかってしまったり、悪化すると網膜症や腎症、神経障害まで起こしてしまうほどの恐ろしい病気に繋がることもあります。
しかしテアフラビンには、糖の吸収を促進させるアミラーゼの働きを抑えてくれる効果が含まれており、糖の吸収を押さえてくれるので血糖値の上昇を防げるということなのです。
生活習慣が乱れたり、食事が偏りがちなときには紅茶やウーロン茶を飲んでみるといいかもしれませんね。少しでも血糖値の上昇を抑えてくれるかもしれません。
テアフラビンにはコレステロール値を下げる?
抗酸化作用が強いテアフラビンですが、実はコレステロールの値も下げてくれる優れた成分なのです。コレステロールが高くなってしまうと、生活習慣病である動脈硬化やさらには脳梗塞や心筋梗塞なども引き起こしてしまう恐れがあります。
しかし、テアフラビンは、ただコレステロール値を下げるというわけではありません。悪玉コレステロールが酸化するのを防ぎ、善玉コレステロールには影響を与えないのです。つまり、悪玉コレステロールだけを下げてくれるので健康効果に高い期待が持てるというわけなのです。
テアフラビンには歯周病予防効果が?
殺菌消毒効果の強いテアフラビン、こんなところにも効果が期待されています。歯周病予防です。
歯周病の菌はとても強く増殖しやすいのが特徴なのですが、紅茶やウーロン茶を飲んでテアフラビンを摂取することで菌の増殖を抑えることができるとのことなのです。
仕事や外出中などでなかなか歯磨きをする時間が取れないことがあっても、食事の際に紅茶やウーロン茶を飲むことで少しでも菌が増えるのを押さえることができるかもしれませんね。
さて、今回は飲んで摂取できるテアフラビンがすごい?!5つの健康効果についてお話ししましたがいかがでしたか。
テアフラビンはとにかく殺菌消毒効果が強いということが分かりましたね。実は身近な飲み物にたくさん含まれているテアフラビン。様々な病気の予防のためにも習慣的にテアフラビンを含む飲み物を飲んでみてはいかがでしょうか?健康体に一歩近づけるかもしれませんよ。
飲んで摂取できるテアフラビンがすごい?!5つの健康効果
- テアフラビンで殺菌と消毒する
- インフルエンザも予防できる
- テアフラビンが血糖値の上昇を抑える
- テアフラビンにはコレステロール値を下げる?
- テアフラビンには歯周病予防効果が?