トマトはお好きですか?トマトは、他の食材との相性も良く、サラダやパスタ、スープなどに幅広く利用されています。
一時期、トマトジュースダイエットが話題になるほど効果があると言われていました。
今回は、トマトジュースの効果について紹介します。
トマトジュースのリコピンには強い抗酸化作用が!?
トマトの赤い色素は、リコピンの成分です。ご存知の方も多いこのリコピンは、トマトの栄養素の中でも、特に注目されている成分です。もちろん、トマトから作られるトマトジュースにも、多く含まれています。リコピンは、カロテロイドの一種です。
リコピンには、抗酸化作用や抗がん作用があります。肌の老化を予防する働きは、美肌効果につながります。また、脂肪の蓄積を防ぐ働きは、ダイエットに効果的です。リコピンは熱に強く、加熱により吸収率がアップする、と言われています。熟したトマトを使用し、殺菌の為に加熱処理して作られるトマトジュースは、生のトマトより、効率良くリコピンを摂取できます。
ビタミンEやモリブデンが豊富なトマトジュース!
トマトジュースには、ビタミンやミネラル類も多く含まれています。特に、ビタミンEやモリブデンの含有量が豊富です。ビタミンEには、抗酸化作用があります。細胞膜に存在して、活性酸素によるダメージから体を守ってくれます。老化や生活習慣病を予防する効果が期待できます。
モリブデンは、肝臓や腎臓に存在する微量ミネラルです。体内では、酵素の構成成分となり、糖質や脂質の代謝に関わっています。銅の排泄や鉄の代謝に関わっているため、貧血の予防にも効果的です。ダイエット中は、栄養が偏りがちになるので、モリブデンの効果は嬉しいですね。
クエン酸で新陳代謝アップ!
トマトジュースには、クエン酸も含まれています。糖質や脂肪をエネルギーに変換する回路が、クエン酸回路です。酸素呼吸をするほとんどの生物にあります。クエン酸回路の働きが鈍くなると、エネルギーの生産力が低下します。ダイエットのためには、トマトジュースのクエン酸を積極的に摂取し、代謝アップにつなげたいですね。
クエン酸には他にも、疲労物質の乳酸を分解したり、乳酸の生産を抑制する作用があります。新陳代謝が促進され、疲労回復効果が期待できるクエン酸は、ダイエットに有効な栄養素ですね。
トマトジュースにオリーブオイルを投入!
トマトジュースにオリーブオイルを加えると、リコピンの吸収率がアップすると言われています。実際に、トマトジュース200gのみと、オリーブオイルを20g加えたトマトジュースを飲み比べると、オイル入りの方がリコピンの吸収率が4倍になったとゆう研究結果もあるようです。
オリーブオイルには、便秘解消の効果があり、体に良い油とされています。ダイエットの強い味方ですね。荏胡麻油でも代用できます。トマトジュースにオリーブオイルを数滴加えて、リコピンの吸収率を高めましょう。
トマトジュースは夜に飲むのが効果的!
トマトジュースを飲むタイミングは、朝食のイメージがありますが、夜に飲むことをお勧めします。入眠後3時間に、脳下垂体から、成長ホルモンが活発に分泌されるからです。体内に取り入れた栄養素が、体の組織をつくる時間帯です。成長ホルモンは、若返りホルモンとも呼ばれ、肌の再生や修復を促進する作用があります。
昔は、お肌のゴールデンタイムに熟睡すると、新陳代謝が活発になり、美肌効果があるとされていました。しかし現在は、就寝した時間によって決まる説が有力とされています。入眠後3時間に、良質な睡眠をとることで、美肌効果が更に期待できます。トマトジュースを夜に飲んで、ダイエットと美肌効果の両方を手に入れましょうね。
さて、今回はトマトジュースでダイエットしながら綺麗になれる5つの効果をお届けしましたが、いかがでしたか。
トマトジュースがダイエットに効果的であることを、ご理解いただけたと思います。夜寝る前にトマトジュースを飲んで、ダイエット効果を実感してください。ダイエットは無理なく継続することが大切です。そのまま飲むだけではなく、オリーブオイルを加えたり、トマトジュースを料理に使用したり、あなた独自のトマトジュース生活を楽しんでくださいね。
トマトジュースには塩分も含まれているので、くれぐれも飲みすぎにはご注意ください。栄養素が豊富に含まれていますが、決して栄養満点ではありません。即効性もありませんので、効果を過信せず、適宜に生活に取り入れてくださいね。
トマトジュースでダイエットしながら綺麗になれる5つの効果
- トマトジュースのリコピンには強い抗酸化作用が!?
- ビタミンEやモリブデンが豊富なトマトジュース!
- クエン酸で新陳代謝アップ!
- トマトジュースにオリーブオイルを投入
- トマトジュースは夜に飲むのが効果的!