いろんな呼び名があるネマガリタケ。地域によってはネマガリタケの他に姫竹、月山竹などと呼ばれています。
見た目は小さくて細いたけのこの様な形をしており、切ってみると白っぽい色をしています。日本では主に山陰地方や東北地方などで栽培されており、地方によって収穫時期が少しずれるものの旬は5〜6月頃になります。
実は普通のたけのこと違って、灰汁は少ないのが特徴で、生のまま食べても独特のエグミなどは感じることがないのがネマガリタケなのです。そのため、調理も簡単で、焼いたり揚げたり、スープに入れたりと使い方も豊富なのです。
今回はネマガリタケを美味しく食べるレシピを5つ紹介します。いろんな調理方法で美味しく食べることが出来るので是非お試しください。
レシピ1:ネマガリタケのピリ辛煮込み
- ネマガリタケ 10本程度
- キクラゲ 適量
- 創味シャンタン 小さじ2
- 醤油 小さじ1
- 乾燥にんにく ひとつまみ
- 鷹の爪 1本
- 水 400cc
- ごま油 大さじ1
〈作り方〉
- 鍋にお湯を沸かしネマガリタケを茹でておきます。
- 茹で上がったネマガリタケは根元に切り目を入れます。
- 鷹の爪は種を取り除き、輪切りにします。
- 鍋に400ccの水を入れて湯を沸かし、創味シャンタンと乾燥にんにくを入れます。
- 創味シャンタンが溶けたらネマガリタケとキクラゲを加えて15分程煮込みます。
- 醤油、鷹の爪、ごま油を加えて火を止めたら完成です
ネマガリタケとキクラゲの食感が楽しめる1品です。中華風の味付けでピリッと辛いのが特徴なので、おかずとしてはもちろんですが、お酒のおつまみにも最適な1品になっているのではないでしょうか?
レシピ2:ネマガリタケの天ぷら
- ネマガリタケ 70g
- 天ぷら粉 17g
- 水 10cc
- 塩 適量
- こしょう 適量
- 揚げ油 適量
〈作り方〉
- ネマガリタケの皮をむきます。
- 天ぷら粉に水を入れて溶きます。
- 2の衣に1をつけます。
- 鍋に揚げ油を入れて熱したら、3を揚げていきます。
- 揚がった4に塩とこしょうで味を整えたら完成です。
作り方もとても簡単なネマガリタケの天ぷらです。できたてはサクサクしておいしいのではないでしょうか?サイズも小さめで食べやすいと思います。他の天ぷらと一緒に盛りつければ高さも出ますし、豪華なおかずになりそうです。
レシピ3:ネマガリタケの和風パスタ
- ネマガリタケ 5本
- しめじ 1/4パック
- ほうれん草 少量
- にんにく 少量
- 和風だし 大さじ1/2
- 醤油 少量
- パスタ 100g
- かつお節 お好みで
- オリーブオイル 適量
- 塩 適量
〈作り方〉
- にんにくは皮をむいてみじん切りにします。
- フライパンにオリーブオイルを入れて熱したらにんにくを炒めます。
- ネマガリタケは皮をむいて適当な大きさに切っておきます。
- にんにくの香りが立ってきたらネマガリタケ、しめじ、適当な大きさに切ったほうれん草を加えてしんなりするまで炒めます。
- 鍋に水と塩を入れて沸騰させたらパスタを茹でます。
- 茹で上がったら水気をきっておきます。
- 4の中に6を加えて和風だしと醤油で味を整えます。
- 全体に味が絡んできたらかつお節をかけて完成です。
野菜やきのこがたっぷり入っていてあっさりしたパスタです。シャキシャキとした食感も楽しめます。肉や魚などは入っていませんが、食べ応えもあります。ネマガリタケは灰汁も少ないのでそのまま調理に使えるのでパスタ料理でもサッと作れてしまいますね。
レシピ4:ネマガリタケの炊き込み御飯
- ネマガリタケ 5本程度
- 米 1合
- 醤油 大さじ1
- みりん 大さじ1
- 酒 大さじ1/2
- ごま ひとつまみ
- 七味唐辛子 少量
〈作り方〉
- ネマガリタケは皮をむいたら、食べやすい大きさに切っておきます。
- お米は水でよく研ぎ、炊飯器に入れたら、1合分の水と醤油、みりん、酒を加えて軽く混ぜます。
- 2の中にネマガリタケを入れたら、炊飯します。
- 炊きあがったらしばらく蒸し、かき混ぜたら最後にごまと七味唐辛子をかけて完成です。
具はネマガリタケのみのシンプルな炊き込み御飯です。ネマガリタケがホクホクしており、いくらでも食べられそうです。ごまの風味と七味唐辛子の辛みもお好みでプラスできるので、味の変化もつけられそうです。
レシピ5:ネマガリタケとにんじんのきんぴら
- ネマガリタケ 60g
- にんじん 1/4本
- 水 35cc
- だしの素 少量
- ごま油 適量
- 3倍濃縮めんつゆ 大さじ1/2
- 鷹の爪 少量
- 油揚げ 適量
- 砂糖 少量
- 醤油 大さじ2/3
- 白すりごま 適量
〈作り方〉
- ネマガリタケは皮をむいたら一口大に切ります。
- にんじんは皮をむいたらネマガリタケと近い形に一口大に切ります。
- フライパンにごま油を入れて熱したら、ネマガリタケとにんじんを炒めます。
- 油揚げを適当な大きさに切ります。
- 3を中火にし、水、だしの素、油揚げ、3倍濃縮めんつゆ、砂糖の順で加えたら軽く炒めて蓋をして2分程に煮ます。
- 全体的にしんなりとしてきたら、醤油を回し入れ軽く煮詰めたら、細かく輪切りにした鷹の爪を入れます。
- 汁気がなくなってきたら白すりごまをかけて完成です。
白っぽいネマガリタケに、オレンジ色のにんじんが鮮やかなきんぴらです。甘辛い味付けが、食をそそりそうです。油揚げのジューシーさも加わっているので美味しく食べやすい仕上がりになっています。
さて、今回は山菜として親しまれてきたネマガリタケを美味しく食べる5つのレシピについてお話ししましたがいかがでしたか。
ネマガリタケは灰汁も少なく、最初に茹でるなどの手間が必要ないのですぐに料理に使えてしまいます。ごはんに混ぜても、麵に絡めても、置かずにしても美味しく頂けるネマガリタケ。ぜひお試しくださいね。
山菜として親しまれてきたネマガリタケを美味しく食べる5つのレシピ
レシピ1:ネマガリタケのピリ辛煮込み
レシピ2:ネマガリタケの天ぷら
レシピ3:ネマガリタケの和風パスタ
レシピ4:ネマガリタケの炊き込み御飯
レシピ5:ネマガリタケとにんじんのきんぴら