玉ねぎはお好きですか?煮込み料理や揚げもの、炒めものなど、様々な料理に使われる万能食材です。お好きな方も多いと思いますが、サラダより火を通した方が好き、とゆう方もいらっしゃるかもしれません。
では、栄養素や効能についてご存知ですか?玉ねぎには、血液サラサラ以外にも、健康に良いとされる栄養が豊富に含まれています。
しかも、ダイエットに効果あり!?だとしたら、興味が湧いてきますよね。
せっかくダイエットを決意しても、高額な商品や極端なやり方、手間のかかる料理は、長続きしません。ダイエットはリバウンドなく、健康的に痩せることに意味があります。
玉ねぎに含まれる栄養素や効能を知り、美味しく、そして美しい体作りを目指しませんか?今回は玉ねぎの栄養に注目し、ダイエットに効果的な理由を探ってみましょう。
玉ねぎの主成分である糖質は食べても太りにくい!?
玉ねぎに含まれる最も多い成分は、糖質です。玉ねぎの甘さは、この糖質によるものです。しかし糖質と聞くと、太るのでは?と思ってしまいますよね。しかし玉ねぎの糖質には、オリゴ糖が含まれています。体に吸収されにくい難消化性なので、安心して摂取できます。
オリゴ糖には、様々な種類があります。玉ねぎのオリゴ糖は「フラクトオリゴ糖」と呼ばれています。コレステロールや中性脂肪を下げたり、血糖値の上昇を抑制する働きがあります。さらに、しっかり腸まで届き、ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を増殖させ、腸内環境を整えます。便秘の改善は、新陳代謝を活発にし、肌荒れ改善にもつながります。
糖分の吸収が比較的少なく、そして良好な腸内環境を整える「フラクトオリゴ糖」は、ダイエット効果が期待できますね。
ビタミンB6は女性には欠かせない栄養素!
玉ねぎのビタミン含有量は、わりと少なめですが、ビタミンB6は比較的多く含まれています。ビタミンB6は、アミノ酸の代謝促進に必須のビタミンで、タンパク質や炭水化物が、エネルギーに代わる過程で働きます。他には皮膚や粘膜の健康を保つ、神経細胞の興奮を抑制する、などの作用があります。さらに、女性に嬉しい働きもあります。卵胞ホルモンの代謝を促し、生理前のイライラ感や頭痛、腰痛、倦怠感を軽減してくれます。
ビタミンB6は、腸内細菌により合成されるので、不足しにくい栄養素ですが、ホルモンバランスが崩れたり、腸内環境が悪化すると、欠乏することもあります。腸内環境を良好に保つことが、健康維持に大切です。ビタミンB6は水溶性なので、切った玉ねぎを水にさらす場合は短めにする。溶け出した汁も摂取する、など工夫が必要です。
もったいない!捨ててしまう玉ねぎの皮には秘められたパワーが!?
玉ねぎを使用する時、普通、玉ねぎの皮は捨ててしまいますよね。しかし、その皮には、体に嬉しい効果が潜んでいることをご存知ですか。皮には、ポリフェノールの一種である「ケルセチン」が含まれています。ケルセチンは細胞を劣化させる、活性酸素を抑制します。脂質と結合する働きもあり、デトックス効果が期待できます。アンチエイジングや、ダイエットに効果的なケルセチンは積極的に摂取したいですね。
手軽に摂取できるレシピは、玉ねぎ茶です。玉ねぎの皮をよく洗い、煮出して作ります。市販されているので、手軽にお試しできますよ。
血液サラサラ効果はダイエットと関係あり!?
よくご存知の、玉ねぎの血液サラサラ効果ですが、実はダイエットと深い関わりがあります。血液の流れが良いと、新陳代謝が上がります。脂肪が燃焼しやすくなり、痩せやすい体をつくります。
某食品会社の最新の玉ねぎ研究で、タマネギエキスの継続摂取により、血管内皮機能が改善されることが実証されました。血管内皮とは、血管の最も内側にある薄い細胞の層です。全身をめぐる全ての血管にあり、血管の健康状態を維持する、とても重要な役割を担っています。
玉ねぎの辛味成分は、加熱により様々な物質に変化します。その中の一つ「アホエン」には、抗酸化や抗血栓作用、抗菌、抗癌作用などがあると言われています。加熱により、血管サラサラ効果が期待できるので、スープや炒めものなど、加熱調理法が有効ですね。
相乗効果でダイエット効果がアップする3つのレシピ
玉ねぎを使って、さらにダイエット効果が上がる、簡単なレシピを3つご紹介します。まずは「酢玉ねぎ」です。お酢は血流改善や疲労回復に作用します。生の玉ねぎと、お酢の両方の効果を得ることができますね。
- 玉ねぎ:1個
- お酢:大さじ5(スライスした玉ねぎの四分の一がかぶる程度)
- 塩:少々
- はちみつ:大さじ2程度(お好みで)
作り方
- 皮をむいた玉ねぎを食べやすい薄さにスライスし、そのまま15分放置する。栄養が水に流れるのを防ぐため、水にはさらさない。
- 容器に玉ねぎとお酢、はちみつ、塩を入れて混ぜ、冷蔵庫で一晩寝かせる。
続いて「玉ねぎの納豆和え」です。和えるだけのお手軽レシピです。鰹節やキムチ、カレー粉など、お好みでトッピングも楽しめます。納豆のナットウキナーゼには、血栓を溶かす作用があります。
- 玉ねぎ:20g
- 納豆:1パック
- 付属のタレ:1袋
作り方
- 皮をむいた玉ねぎを食べやすい薄さにスライス、またはみじん切りにして、そのまま15分放置する。
- 小鉢に納豆と1の玉ねぎ、タレを入れてよく混ぜる。
最後は、脂肪燃焼効果が期待できる「豆乳と玉ねぎスープ」です。大豆から作られる豆乳には、良質のタンパク質やサポニン、ビタミンB群、カリウムなど、健康に良い成分が豊富に含まれています。豆乳は低カロリーでありながら、満腹感が得られるので、ダイエットにピッタリですね。
- 玉ねぎ:1/2 個
- 豆乳:200cc
- 卵:1個(溶きほぐしておく)
- コンソメスープの素:1個
- サラダ油:小さじ2
- 水:300cc
- 塩、胡椒:適量
作り方
- 皮をむいた玉ねぎを食べやすい薄さにスライスする。
- 鍋にサラダ油と玉ねぎを入れて、炒める。
- 玉ねぎがしんなりしたら、水とコンソメスープの素を加える。
- 沸騰してから5分ほど煮込み、豆乳を加える。
- 軽くひと煮立ちさせてから、卵を入れて混ぜ、塩と胡椒で味付けする。
さて、今回は玉ねぎの栄養はダイエットに効果あり!?美味しく痩せる本当の理由についてお話ししましたがいかがでしたか。
ビタミンやミネラル、オリゴ糖などの栄養素や、ケルセチンなどの成分が含まれています。決して含有量は多くありませんが、健康効果が期待できる食材です。
継続して摂取することで、ダイエットや美肌やアンチエイジング効果、整腸作用、血流改善などが期待できます。料理方法は、生でも加熱しても良いため、料理のレパートリーで悩むこともありません。
調理の仕方で味が変わることや、血液をきれいにする、下痢に効くなどの薬効があったことから、神秘的な食材とされていたようです。
玉ねぎを積極的に料理に取り入れ、美味しく食べて、理想の身体作りを目指しましょうね。美しさは内面からです。外見だけではなく、内面も磨きつつ、ますます魅力的になれますよ。
玉ねぎの栄養はダイエットに効果あり!?美味しく痩せる本当の理由
- 玉ねぎの主成分である糖質は食べても太りにくい!?
- ビタミンB6は女性には欠かせない栄養素!
- もったいない!捨ててしまう皮には秘められたパワーが!?
- 血液サラサラ効果はダイエットと関係あり!?
- 相乗効果でダイエット効果がアップする3つのレシピ