90%以上が水分でできているナス。栄養なんてあるの?!と思ってしまいますが、ビタミンやミネラル、食物繊維など実は栄養のバランスがいい野菜なんです。
ナスといえば、見た目は他の野菜にはなかなかない黒紫色をしている野菜。その色はナスニンという抗酸化作用も強い成分で、健康にもオススメできるナス。
ナスの煮浸しやナスの天ぷら、麻婆茄子、パスタなど、和洋中どの料理にしても美味しくいただける野菜の一つでもあります。
そんな魅力たっぷりのナスがお家でも簡単に育てることができるとのことなのです。
今回はおうちでもできるナスの育て方について5つに分けて紹介します。おうちで手軽にナスを育てられれば料理のバラエティも増えるはず。是非お試しください。
ナスの育てやすい品種や苗の選び方とは
ナスは種から育てることができます。種類は多いのですが、中長ナスという種類が着果しやすく、育てやすいのが特徴です。もっと簡単に育てたい場合にはお店で苗を購入するようにします。
- 苗は徒長していない物を選ぶ
- 苗の節は太くしっかりした物を選ぶ
丈夫なナスの苗を選んで上手に栽培しましょう。おうちに庭や畑がなくても、プランターなどでも栽培することができるので場所も選ばず簡単にナスを育てることができます。
ナスを上手に育てるためのプランター作り
ナスは根を深く張る特徴のある野菜です。まずは、深めのプランターを選ぶことをオススメします。10号程度の深い鉢や、幅が30cm以上あるプランターなどがよいでしょう。
- プランターのそこが隠れる程度に鉢底土を入れます。
- プランターの中に野菜用の培養土を入れます。
- 土に苗が入るようにくぼみをつくり、その中にポットから取り出したナスの苗を入れます。
- 苗を植えたら苗に土をかぶせるようにして手で押さえ、水をたっぷりとあげます。
植えたらこまめに面倒を見てあげましょう
ナスの苗を植え終わったら、支柱を立てたり水やりをするなど手をかけてあげましょう。しっかりした実にするためにも大切なことです。
支柱を立てる
ナスを苗から育てる場合、苗はある程度成長しています。プランターに移し替えたら最初のうちは根付きもよくないので、支柱を立ててあげるようにしましょう。支柱を立てたらナスの茎に紐などで括り付けて倒れないように固定してあげます。紐で結ぶときには軽く結ぶようにしましょう。
水やりをする
ナスは暑さに強く乾燥に弱い食べ物です。乾燥の強い時期には早めに藁を敷くなどの対策をとるようにします。さらに乾燥しないように、土が乾いてきたと思ったらたっぷりと水をあげるようにします。
特に夏の暑い時期などは土が熱くなってしまうので、涼しい早朝などに水を与える様にします。また、水やりの頻度が多いので根が表面に現れてくることがあります。そういう場合には上から土を入れてかぶせるようにしましょう。
ナスの実を大きく育てるためにしておきたいこと
整枝と誘引
ナスが成長すると花が咲きます。1番花が咲いた頃に、整枝と誘引を行うようにしましょう。1番花が咲くとその後、わき芽が出始めます。実をしっかりつけるためにも、1番花より2つ下までのわき芽は残してそれより下のわき芽は全て摘んでしまいましょう。
追肥
苗を植えるときに専用の土を使っているため、植えてから1ヶ月程度は追肥をしなくても構いません。しかし、ナスの実が膨らみ始める頃には、株の周りに追肥をするようにしましょう。ナスは肥料を好むので、肥料切れを起こしがちです。水やりの際などによく確認し肥料が切れそうになっていたら、定期的に追肥するようにしましょう。
いよいよナスの収穫を行います
ナスは花が咲いておよそ20日程度で収穫できるまでに成長します。ナスを摘むときにはできるだけ涼しい時間帯に行うようにしましょう。夏場の暑い時期なら早朝がオススメです。摘むときにははさみなどを使って切るようにします。刃物を使って収穫するのでナスの実を傷付けないように気をつけます。
また、ナスは切り戻しを行うと長い期間収穫することができます。株の育ちが良ければ葉っぱを1〜2枚程度だけ残して切り戻すことで秋にもナスを収穫することができます。
さらに、1番果は株をしっかりと成長させるために実が小さいうちに収穫してしまいましょう。
さて、今回は実は栄養のバランスが良い!おうちでもできるナスの5つの育て方についてお話ししましたがいかがでしたか。
天ぷらに煮浸し、パスタに入れるなど、食べ方も自由なナス。苗から育てればあっという間においしい実に成長します。プランターでも簡単に育てることができるので初心者にもオススメです。ぜひ一度お試しください。
実は栄養のバランスが良い!おうちでもできるナスの5つの育て方
- ナスの育てやすい品種や苗の選び方とは
- ナスを上手に育てるためのプランター作り
- 植えたらこまめに面倒を見てあげましょう
- ナスの実を大きく育てるためにしておきたいこと
- いよいよナスの収穫を行います