田舎には広い土地や畑もあり、野菜や果物を育てている方も多いかもしれませんが、都会やマンションなどに住んでいるとなかなか家庭菜園はやりにくいのではないかと思ってしまいます。
しかし実際には簡単に家のベランダなどで育てることができるんです。さらに難しそうに見えて、育てやすい野菜であれば初心者でも簡単に育てることができるんです。
お家で育てることができれば、ちょっと使いたいときにスーパーでたくさん買って腐らせてしまうという心配もなく、使いたい分だけ収穫してお家の料理に彩りをあたえてくれます。
今回は初心者でも簡単にできる家庭菜園に向いている野菜を5つ紹介します。食卓でも使いやすく育てやすい野菜なのでぜひチャレンジしてみてください。
その1:初心者でも苗からスタートできる「ミニトマト」
ミニトマトは種から育てることもできますが、初めて育てる人は苗を購入することをオススメします。購入するときには育ちが良いものを選びます。
苗の中には黄色っぽいものや、虫に食われているものがあるので、しっかり選ぶようにしましょう。より育ちが良いようにするためには花が咲きかけているものを選べば収穫までもあっという間かもしれません。
- 苗の節の間隔が短く太いものを選ぶ
- 苗は濃い緑色の物を選ぶ
- 葉はつやがあり、厚みのあるしっかりしたものを選ぶ
■ミニトマトの育て方
- プランターに野菜園芸用の土を敷き詰めます。
- くぼみを作ったら底に苗を入れます。
- 苗が伸びてきたら支柱を立てます。
- わき芽が出てきたら育ちを良くするために摘み取ってしまいます。
- 花が咲いたら徐々に実がなっていきますので赤くなったら収穫です。
■ミニトマトを育てる上でのポイント
- ミニトマトは日当りのよい場所で育てましょう。
- 風通しがいいところで育てないと病気の原因です。わき芽も摘むことで風邪の通りがよくなります。
- 2株以上育てるときには、間を40cm程度あけましょう。
- 野菜用の土ですが、より大きく育てるためには追肥をしましょう。
- 乾燥気味の方が実はしっかりとします。土が乾いたら水をあげるようにし、水はけをよくしておきましょう。
その2:栄養満点の緑黄色野菜「ピーマン」
- 本葉が10枚程度ついているものを選ぶ
- 子葉がついていて株が失火知り茎の太いものを選ぶ
- 花が開花もしくは開花寸前の苗を選ぶ
■ピーマンの育て方
- プランターに野菜園芸用の土をいれます。
- くぼみを作ったら底に苗を入れます。根付くまでは毎日たっぷりの水を入れます。
- ピーマンは株を固定するために早めに支柱を立てます。
- 育ってきたら間引きを行います。わき芽も小さいうちに摘み取ってしまいます。
- 花が咲いたら2週間程度でピーマンを収穫できます。
■ピーマンを育てる上でのポイント
- ピーマンは乾燥に弱いので水を多くあげましょう。土が乾いたらたっぷりあたえます。
- 頻度を多くするよりも一回の水の量を多くあたえます。
- 夏場など暑い時期は朝と夕の2回の水やりをします。
- 水やりの際の泥の跳ね返りが病気の原因になるので、藁などを敷いてみましょう。
- ピーマンは肥料が好きなので、肥料が切れることのないようにしましょう。
その3:多品種なのに簡単にできちゃう「かぶ」
かぶはいろんな種類の種が販売されているようです。しかし、どの品種でも育てやすい様なので、お好きな種を選んでみましょう。プランターでの簡単な栽培であれば小かぶがオススメです。
■かぶの育て方
- 60cm程のプランターに野菜園芸用の土をいれます。
- 空き缶などでくぼみをつけて、その穴に4〜5粒の種を蒔きます。
- 種を蒔いたら上から優しく土をかけて軽く上から抑えます。
- 4〜5日で発芽します。本葉が2〜3まいになってきたら間引きます。
- 間引き後の本葉が育ったら再び間引き、さらに本葉が5〜6枚になったら間引きます。
- 品種によって違いますが小かぶであれば40〜50日程度で収穫できます。
■かぶを育てる上でのポイント
- 小かぶであれば、種を蒔くときの間隔は10〜20cm程あけましょう。
- 水をあげるときは優しくあげましょう。種が流れてしまいます。
- 発芽までは水がきれないようにたっぷりとあげます。
- 根が大きくなるまでに追肥しましょう。その後は間引きのあとに肥料をあたえます。
その4:アンチエイジング効果もある「ほうれん草」
ほうれん草もホームセンターでいろんな種類の種が売っているようです。種は一晩水につけることで発芽率がアップします。
■ほうれん草の育て方
- 植木鉢に野菜用の培養土を入れます。
- 種は1cm間隔で蒔きます。溝の深さは同じくらいにします。
- 5mm程度の土をかぶせててで軽く抑えます。そのあとプランターの底から流れるくらい水をあげます。
- 3日から1週間で発芽しますが芽は弱いので雨や風をしのげるところがオススメです。
- 本葉が2〜3枚になったら間隔が3cmくらいになるように間引きます。このとき肥料を撒きます。2回目間引きたいときは本葉が4〜6枚になったら間隔が5〜7cmになるようにします。
- 10cm程に育ってきたら10日に1度肥料をまきます。
- およそ30〜50日程度で収穫できます。
■ほうれん草を育てる上でのポイント
- ほうれん草は0℃以下でも育てることができますが、生育が悪くなるので、注意が必要です。最適な温度は15〜20℃です。また逆に25℃以上では発芽率が低下してしまいます。
- 大きく育てたい場合は間引きもしますが、その間引いた苗も食べられます。
- ほうれん草は乾燥が苦手なので水をしっかりあげて10日に1回肥料を撒くと育ちが良くなります。
- 水は午前中に1回あげて、夕方には葉が乾いているようにします。
その5:初心者向き家庭菜園「きゅうり」
育てやすいきゅうりの種は、夏すずみなどがオススメです。他に四葉きゅうりなども販売されていますが、初心者にオススメなのは接ぎ木苗を購入するのがよいでしょう。その際には早く気の状態を確認して元気のあるものを購入しましょう。
■ピーマンの育て方
- プランターに野菜園芸用の土をいれます。
- 大きめの穴を掘って苗を入れます。植えたら水をたっぷりあげます。
- 苗を植えたら上に伸びていくのでネットや支柱を立てます。
- きゅうりの苗が育ってきたら摘芯・摘葉をして発育を促します。
- 開花すると10日程度で収穫することができます。
■きゅうりを育てる上でのポイント
- きゅうりは乾燥に弱いので水を切らさないようにし、夜間に成長しやすいので夕方以降にたっぷりと水をやります。
- 15〜20日間隔で肥料を3回程あげます。
さて、今回は初心者でも簡単にできる?!家庭菜園で作りやすい5つの野菜についてお話ししましたがいかがでしたか。
苗からやればもちろん簡単ですが種からでも狭いスペースで初心者でも育てることのできる家庭菜園。よく使う野菜で一度やってみてはいかがでしょうか?ただし野菜によって育て方や水や肥料の頻度も違うのでしっかり学んでからチャレンジしてみましょう。
初心者でも簡単にできる?!家庭菜園で作りやすい5つの野菜
その1:初心者でも苗からスタートできる「ミニトマト」
その2:栄養満点の緑黄色野菜「ピーマン」
その3:多品種なのに簡単にできちゃう「かぶ」
その4:アンチエイジング効果もある「ほうれん草」
その5:初心者向き家庭菜園「きゅうり」