キャベツは食物繊維が豊富で整腸作用があるのは有名ですが、キャベツを発酵させた乳酸キャベツで更なる美容効果を期待できます。海外輸入物のキャベツの漬物「ザワークラフト」が乳酸キャベツとしてなじみがあると思います。
日本の食卓で日常的にあがる機会は少ないかもしれませんが、美容効果が期待できるばかりでなく、様々な料理にも取り入れられ、作り方も簡単です。今回は乳酸キャベツの美容効果と作り方について紹介します。
乳酸キャベツで美容効果を実感
乳酸キャベツに含まれている乳酸菌は、善玉菌と呼ばれるくらい人間の体に有益な菌です。腸内は善玉菌と悪玉菌とその他の菌のバランスで調子が左右されます。乳酸菌は、食中毒の原因にもなりかねない悪玉菌の増加を抑え、便秘などダイエットにとってマイナス要素を解消してくれるのです。また、乳酸菌が作り出す乳酸は、腸の壁を刺激してくれるので、乳酸菌を摂ると腸が排出物を押し出す蠕動運動も活発になります。
キャベツ自体にも食物繊維が含まれており、腸の中にたまった余分なものを排出する働きをしますが、乳酸菌を含む乳酸キャベツを食べることでより一層高い効果を期待できます。
乳酸によって腸から健康になり、ダイエットにつながるのです。
乳酸キャベツで口臭防止?
口の中の環境は腸内と同じく、善玉菌や悪玉菌含め様々な菌が存在します。悪玉菌の一種であるジンジハリス菌がやっかいな菌で、歯茎と歯茎の間に溜まった食べ物のカスを食べて増殖し、メタンや硫化水素などの腐敗臭を帯びたガスを発生させます。この腐敗臭が口臭の原因の一つです。
いくら容姿が綺麗であっても、口臭がするとマイナスです。そして自分ではなかなか口臭に気が付かず、知らない間に人に不快感を与えていることもあるかもしれません。乳酸キャベツの乳酸菌を摂取し、ジンジハリス菌含む悪玉菌の活性化を抑え、口臭を予防しましょうね。
乳酸キャベツのビタミンCで肌の美容キープ
乳酸キャベツはビタミンCを豊富に含んできます。このビタミンCは体の細胞の錆びつきを防ぐ抗酸化作用があり、日々紫外線などで傷んでいる肌の細胞の回復を促し、きれいで若々しい肌を保てます。また、女性にとって美容のマイナス要素であるシミやそばかすのもととなるメラニン色素を抑制する働きもあります。
抗酸化作用は体全体の細胞の免疫力を高めるので風邪や生活習慣病の予防にも効果的です。
乳酸キャベツのビタミンUで美容リセット
乳酸キャベツにはビタミンUという珍しい栄養成分が含まれています。ビタミンは体内のみで生成できるものがほとんどですが、ビタミンUは食物からしか摂取できない貴重な栄養成分です。このビタミンUの別名はキャベジンです。キャベジンは胃腸薬でそのまま名称が用いられていたり体に余分な脂肪が溜まってしまいます。また、暴飲暴食をすると血糖値が急激に上下し、情緒不安定になりかねません。
ビタミンCは、ストレスを感じたときに抗うコルチゾールを形成するのに欠かせない栄養成分です。ストレスを抑えることで暴飲暴食をしたい衝動も軽減します。乳酸キャベツは通常のキャベツよりも歯ごたえがあり、咀嚼(そしゃく)回数が増えます。咀嚼は幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分しますね。ビタミンUは胃を傷つけかねない過剰な胃酸の分泌を抑え、胃腸粘膜の新陳代謝を促進する働きがあります。
飲み会などを楽しむのも良いですが、胃もたれや内臓への脂肪蓄積が心配な場合は、帰宅後に胃腸薬代わりにビタミンUのある乳酸キャベツを摂るのをお勧めします。
乳酸キャベツでストレス緩和
ストレスがたまると、細胞の老化を促す活性化酸素が増え肌荒れなどのダメージのみならず、ダイエットにもマイナスです。ストレスがたまると、暴飲暴食に走ってしまいがちです。食べたり飲んだりする方が、運動よりも楽にストレスを発散できるからです。
その場で気分は良くなっても、体に余分な脂肪がたまってしまいます。また、暴飲暴食を繰り返すことで血糖値が激しく上下し、情緒不安定にもなりかねません。ビタミンCは、ストレスを感じたときに抗うコルチゾールを形成するのに欠かせない栄養成分です。また、乳酸キャベツは通常のキャベツよりも歯ごたえがあり、咀嚼回数が増えます。咀嚼は幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの分泌を促す行為です。咀嚼回数が増えるほど、ストレスが軽減されることになります。
暴飲暴食したくなった時はまず、乳酸キャベツを食べて衝動を抑えましょうね。
乳酸キャベツの作り方
ザワークラフト入りの瓶で想像がつくかと思いますが、乳酸キャベツは作り置き可能です。また、漬物なので腐敗しにくく、長期保存も可能なので一度に大量に作れます。
- キャベツ 1kg程度1個
- 塩 小さじ4
- 砂糖 小さじ半分
作り方
- キャベツを洗い、水気を切った後に千切りする。この時、細かく千切りするほど発酵させやすくなります。
- ジップロックなどの保存袋に1を半分入れ、小さじ2の塩を入れて袋越しにもむ
- 更に2の中に残りのキャベツや塩、砂糖を入れ、袋越しにもんでなじませる
- 袋から余分な空気を抜いた後、重し(厚底鍋等で代用しても可)をのせる
- 4を日光の当たらない常温の場所で3日程度ねかせる
- 味見をして、酸っぱいと感じたら発酵していることになる。瓶に移して冷蔵庫で保存
さて、今回は乳酸キャベツがキャベツより優れている5つの理由と作り方について紹介しましたがいかがでしたか。
乳酸キャベツの目玉とも言える乳酸は、ヨーグルトなどの発酵食品にも含まれていますが、脂肪分の摂りすぎが心配です。乳酸キャベツでしたら、脂肪分の過剰摂取を気にせず、おまけに他の美容効果も期待して食べられます。
そのままサラダに使ったり、脂肪分の多いステーキの付け合わせにしたり、スープのトッピングにして風味をつけたりと使い道は様々あります。冷蔵庫に常備しても良い一品ですよ。
乳酸キャベツがキャベツより優れている5つの理由と作り方
- 乳酸キャベツで美容効果を実感
- 乳酸キャベツで口臭防止?
- 乳酸キャベツのビタミンCで肌の美容キープ
- 乳酸キャベツのビタミンUで美容リセット
- 乳酸キャベツでストレス緩和
- 乳酸キャベツの作り方