スープ、カレー、炒め物など色々な料理に使えて野菜の中でも馴染みが強い玉ねぎ、冷蔵庫に常備してますか?単に色々な料理に使えて便利のみならず、女性の気になる美肌キープにも効果的なのです。
玉ねぎの主要成分は玉ねぎを切っているとき、涙が出る原因になる硫化アリルと、玉ねぎの皮に多く含まれているケルセチン、この二つが美肌キープに向けて良い働きをしてくれます。
血液をサラサラにして余分な老廃物を落とし、肌を調子良くする、抗酸化作用によって皮膚の衰えを防ぐなどの効果を発揮するのです。そんな玉ねぎの、簡単にできるお薦めの食べ方を6つ紹介します。
玉ねぎをスライス硫化アリルを最大限に吸収して美肌に
硫化アリルは熱に弱いため、生食で食べると美肌キープのための栄養を充分に吸収できます。また、硫化アリルは玉ねぎに含まれているアイリンという細胞を壊すことで生じます。
このアイリン細胞を壊すためには、玉ねぎをそのままスライスするのが一番手間がかかりません。アイリン細胞破壊により生じた硫化アリルが最も良い状態であるのは、細胞破壊から15分ほど経過した後と言われています。
生食のたまねぎ特有の辛みが苦手な方は、放置している間に醤油、ポン酢などお好みの調味料を使うことで、辛みが和らぎます。
玉ねぎをすりおろしてトッピング美肌効果期待
アイリン細胞を破壊するにはスライスする他にすりおろす方法もあります。すりおろしたものは繊維が細かいので消化しやすく、栄養成分も体によく吸収されます。
すりおろしたものをそのまま食べると辛みが強いかもしれませんが、鯖などの南蛮づけを作る時の煮汁に足したり、かつおなどのお刺身の薬味に使うことで抵抗なく食べられますよ。
玉ねぎサラダに美肌に効くビタミンB1を効率よく吸収
玉ねぎにはビタミンB1も含まれています。ビタミンB1には新陳代謝を良くする働きがあり、皮膚の細胞も復活しやすくなります。また、肌荒れに悪い影響を及ぼすストレスも和らげてくれます。
硫化アリルはビタミンB1の吸収を促すので、玉ねぎを食べるだけで両方の栄養成分を効率よく吸収できますが、ビタミンB1も硫化アリルと同じく熱に弱いのです。
オニオンスライスに飽きたら、サラダにトッピングするのも良いです。オニオンスライスを鰹節と醤油で食べる和風オニオンサラダは有名ですが、生キャベツの上に玉ねぎのスライスをトッピングして、甘めのドレッシングやポン酢をかけるなど、バリエーション豊かに玉ねぎスライスを取り入れましょうね。
玉ねぎを皮ごと食べて肌荒れ防止ペコロス入りシチュー
ケルセチンは硫化アリルと異なり、加熱しても美肌のための栄養が壊れません。ケルセチンには抗酸化作用や血液サラサラ効果の他に皮膚のバリア機能を高めるので肌荒を防止する役割もあります。ただし、ケルセチンは主に玉ねぎの薄皮に含まれているので体に取り入れるためには皮ごと食べる必要があります。
さすがに皮を生で食べるのは無理があるので、皮つきの玉葱の表面がトロトロになるまで柔らかく煮込んだりスープやシチューにするのが良いですよ。お薦めの品種はペコロスです。直径3-4センチ程度の玉ねぎで、一口で食べられるので皮ごと食べても違和感なさそうです。糖度も他の品種より高く、甘みを堪能できます。また、ケルセチンは水溶性なので液体の中によく溶け込みます。スープやシチューにするのは理にかなっているのです。
やはり炒めた玉ねぎで美肌になるには
硫化アリルは熱に弱いということは述べましたが、それでも生食だけではなく炒め物も食べたいときありますよね。炒め物にする場合、加熱によって確かに硫化アリルの機能は衰えてしまいますが、ビタミンB1たっぷりの豚肉と炒めることで美肌に効果的な栄養成分を補えます。
ビタミンB1も熱に弱いのですが、加熱したからといって成分が全て消失するわけではありません。豚肉を気持ち多めに入れ、量で補うようにしましょう。
さて、今回は美肌を目指すにはサプリメントより玉ねぎ食べた方が良い5つの理由美肌キープを心がけようとすると、高価なサプリメントや化粧品に目が向きがちですが、玉ねぎは安くてすぐ手に入り、料理の用途がたくさんあります。美肌キープに効果的のみならず、他の健康効果もありますので積極的に食べてみましょうね。
美肌を目指すにはサプリメントより玉ねぎ食べた方が良い5つの理由
- 玉ねぎをスライス硫化アリルを最大限に吸収して美肌に
- 玉ねぎをすりおろしてトッピング美肌効果期待
- 玉ねぎサラダに美肌に効くビタミンB1を効率よく吸収
- 玉ねぎを皮ごと食べて肌荒れ防止ペコロス入りシチュー
- やはり炒めた玉ねぎで美肌になるには