果物の女王と呼ばれるマンゴスチンの食べ方と栄養効果

果物の女王と呼ばれるマンゴスチンの食べ方と栄養効果

果物の女王と呼ばれるマンゴスチンの食べ方と栄養効果
ライチに良く似たマンゴスチンは、マレー半島などで栽培されている南国のフルーツで国内では栽培されていないため、名前を聞いたことがあったり写真で見たことがあっても、店頭で見たことないですよね。

果物の女王と呼ばれるマンゴスチンには、美容や健康に良い栄養と効能が含まれている果物です。今回はマンゴスチンの旬や食べ方、栄養効果などの魅力について紹介します。

マンゴスチンはどんな果物?

マンゴスチンは、オトギリソウ科フクギ属に分類される果物で、タイやマレーシアなどの東南アジア原産の南国のフルーツです。

紫黒色の果皮に包まれた果肉は、4~8個に別れていて、ほのかな酸味のバランスが良く、上品な甘さと柔らかい果肉は口の中で溶けていく食感であり、香りも上品であることから果物の女王と呼ばれています。

マンゴスチンはマンゴー、チェリモヤと共に世界三大美果と呼ばれています。マンゴスチンが果物の女王に対して果物の王様はドリアンです。

マンゴスチンの選び方と保存方法と食べ方

マンゴスチンを選ぶときは、ガクの部分が緑色で、皮が柔らかくて弾力を感じる物を選んでください。また、小さい物よりも大きめの物を選ぶのが良いです。マンゴスチンの旬の時期は、5〜8月頃までの間で、タイからの新鮮なマンゴスチンがスーパーに出回ります。

皮が固くガクが黄色っぽい物は、鮮度が落ちている可能性があるので避けてください。また、サイズが小さい物は果肉が小さく歩留りが悪いですし、大きすぎる物は種が大きいことがあるので避けてください。

マンゴスチンは傷みが早く乾燥を嫌うので、濡れた新聞紙などで包んでビニール袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室に保存してください。マンゴスチンは、熟度が進むと果実が少しずつ硬くなって、包丁が通らないほどの硬さまで進むので、果皮が柔らかいうちに出来るだけ早く食べるようにしてください。

マンゴスチンの食べ方は、皮は手で剥くことが出来ますが、ナイフで皮に切り込みを一回り入れて、上下の皮をひねると綺麗に皮が半分に切れます。生のままをスプーンかフォークで食べたりお皿に盛り付けてデザートとして食べるのが最適です。マンゴスチンを食べるときは、皮の赤い液が衣服につくと落ちないので気を付けてお召し上がりください。

豊富に含まれているビタミンB1の効果で疲労回復

マンゴスチンには、ビタミン類の中でもビタミンB1を多く含まれています。ビタミンB1は、炭水化物の代謝を助ける働きをすることから炭水化物を豊富に含んでいるマンゴスチンにはぴったりの栄養なんです。

糖質の代謝がスムーズに行われるために不可欠なビタミンB1は、糖質から出来るエネルギーを脳や神経機能を正常に保つための大きな役割を担っており、他にも精神を安定させてイライラの解消や疲労物質の代謝を高めて疲労回復の役割も担っています。

マンゴスチンに多く含まれているビタミンB1は、疲労回復の他にもイライラの解消や皮膚や粘膜の健康を維持する働きに効果があります。

果皮に多く含まれているキサントンで抗ガンや老化防止

ポリフェノールの一種であるキサントンは、自然界に200種類以上の存在があると言われていると言われています。そのうちの40種類以上のキサントンが、マンゴスチンには含まれています。マンゴスチン全体にキサントンが含まれていますが、最も多く含まれているのが果皮なんです。

マンゴスチンに含まれているキサントンには、強力な抗酸化作用を持っていて、抗ガン作用や抗ウイルス作用など、様々な病気を引き起こす細胞へのダメージを防ぐ助けをする働きがあります。マンゴスチンに含まれているキサントンの中でも最も健康に効果があるものが、アルファマンゴスチンとガンママンゴスチンの2つのキサントンです。

天然の抗生物質、抗炎症性であるこれらの2つのキサントンは、自然界では最も強力な抗酸化物質の一部と言われていることから、
心臓血管の健康に大きな効果が期待が出来るキサントンです。

肌の衰えや様々な病気の原因となる活性酸素を除去する働きや悪玉コレステロールの低下などの働きをすることから
ガン予防だけでなくて、アンチエイジングや肥満や生活習慣病の予防にも効果があります。

果皮に含まれているアントシアニンで眼精疲労の予防と改善

マンゴスチンの果皮には、キサントン以外にもポリフェノールの一種であるアントシアニンも豊富に含まれています。アントシアニンには、目の網膜にある紫色の色素でロドプシンの再合成を促進して、目の酷使による眼精疲労を和らげて、加齢などによる視力を改善する働きがあります。

アントシアニンには、生活習慣病などの原因となる活性酸素を除去する抗酸化作用を持っているため、動脈硬化の予防や体脂肪を燃焼する効能もあるため、肥満を予防する働きにも効果があります。

マンゴスチンの果皮の活用方法

マンゴスチンの果皮は、果肉と違って硬くて食べることが出来ないために捨てがちですが、キトサンなどの強い抗酸化作用を持つポリフェノールが豊富に含まれていますので、果皮を捨てずに乾燥させてお茶にして飲めば、栄養を摂ることが出来ます。

マンゴスチンの果皮をお茶にした商品がネットでも販売していますので、栄養が豊富なお茶を飲んでみてください。

さて、今回は果物の女王と呼ばれるマンゴスチンの食べ方と栄養効果について紹介しましたがいかがでしたか。
高級メロンやイチゴよりも糖度が高く果物の中ではトップクラスの甘さのマンゴスチンを食べるときは、果肉だけじゃなくて果皮を捨てずにお茶として飲むとしっかり栄養が摂れます。

しかし、マンゴスチンは甘くて口当たりが良いために食べ過ぎには注意しましょう。また、果皮の色は染料に使われるほど強力なので、衣服につくと取れないので注意してお召し上がりください。

果物の女王と呼ばれるマンゴスチンの食べ方と栄養効果

  1. マンゴスチンはどんな果物?
  2. マンゴスチンの選び方と保存方法と食べ方
  3. 豊富に含まれているビタミンB1の効果で疲労回復
  4. 果皮に多く含まれているキサントンで抗ガンや老化防止
  5. 果皮に含まれているアントシアニンで眼精疲労の予防と改善
  6. マンゴスチンの果皮の活用方法

果物の女王と呼ばれるマンゴスチンの食べ方と栄養効果
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