高級フルーツの1つメロン。柔らかくジューシーな果肉と深い甘みと香りがたまりません。
そんなメロンですが、ここが美容に良いなどとはあまり耳にしませんが、実はメロンには心身に良い栄養がたくさん含まれています。美味しく食べて美容や健康に役立つとしたらうれしいですね。
今回はメロンに含まれる栄養についてご紹介します。
カリウムでむくみを解消
メロンに多く含まれている栄養成分はカリウムです。ほかのフルーツにもカリウムは含まれていますが、メロンにはバナナの1.2倍、スイカの3倍ものカリウムが含まれています。
カリウムはナトリウムを排出するので高血圧に効果があるのは有名ですが、細胞内の水分量を調整する働きもあるので、むくみの解消にも役立ちます。特にメロンの旬である夏場は冷房による冷えや冷たいものの取りすぎなどでむくみやすくなる上に、汗と一緒に体内のカリウムが排出されてしまうので補給が重要です。
メロンだと美味しくカリウムの補給ができるのが良いですね。
βカロテンとオキシカインで活性酸素を除去
βカロテンはオレンジ色の色素なので、メロンでは赤肉に多く含まれており、体内でビタミンAに変換されます。皮膚や粘膜の健康を保ち、視力の維持、ニキビや肌荒れ、頭皮の環境を整えて抜け毛の防止に効果があります。
抗酸化作用で活性酸素を取り除いて細胞を守り、メラニン色素が生成されないようにしてシミやそばかすを防ぎ、シワやたるみの予防などアンチエイジングにも効果が期待できます。
メロンにはもう一つ活性酸素を除去する成分オキシカインが含まれています。オキシカインは腸まで届いてから吸収されて長く体内に留まるので、ほかの抗酸化作用を持つ成分に比べて効果が長時間続くという特徴があります。
この2つの成分を多く含むメロンは優れた抗酸化作用を持つフルーツです。
タンパク質分解酵素ククミシンで消化吸収と新陳代謝アップ
あまり聞き慣れない栄養成分ですがククミシンはメロンから発見されたタンパク質分解酵素で、メロンの中でも主に果汁に含まれています。
タンパク質を分解するので肉や魚と一緒に食べると消化吸収をよくするのでデザートにおすすめです。高い抗血栓作用があり、カリウムの働きを助けて高血圧への効果や血液サラサラ効果で身体の隅々まで栄養を届けて新陳代謝を促し、くまやくすみなどのお肌の悩みにも効果が期待できます。
ビタミンとショ糖、果糖、ブドウ糖で疲労回復
メロンにはビタミンCが多く含まれていて、1/4個で1日に必要な摂取量の半分以上を摂取できます。ビタミンCには抗酸化作用があり、疲労回復や老化防止に効果があります。
コラーゲンの生成を促し、鉄の吸収を助けるので、貧血やくすみ防止など美肌にも役立ちます。さらにメロンにはビタミンB1も多く含まれていて、甘み成分のショ糖、果糖、ブドウ糖を素早くエネルギーに変えてくれるので、相乗効果で疲労回復や夏バテにも効果があります。夏が旬のフルーツ、メロンが夏バテに効くのはうれしいですね。
GABAでストレス軽減と肥満予防
GABAは天然アミノ酸の一種でリラックス効果がある栄養成分です。GABAというとチョコレートや玄米が有名ですが、生鮮食品の中で1番GABAの含有量が多いのはメロンです。
GABAは、脳や脊髄で働き、興奮を抑え、リラックスさせて血圧を下げる抑制性の神経伝達物質です。体内でも十分な量が作られていますが、それ以上に加齢やストレスで減少してしまいます。
足りなくなった分を食べ物で補うことになりますが、GABAの摂取目安量は30mgです。メロン100gにGABAは75mg含まれているので、1/4個(126g)食べると十分な量を摂取できます。多めに摂取しても問題ない成分なので、安心して食べられます。
GABAには内臓の動きを活発にしてエネルギーの消費を高めたり、血液中の中性脂肪やコレステロールをコントロールして脂質の代謝を促すなどダイエットにも効果があります。
さて、今回は高級フルーツメロンには美容効果が?気になる5つの栄養効果について紹介しましたがいかがでしたか。
メロンには栄養はぎっしり詰まっていますが低カロリーなのでダイエット中にもおすすめなフルーツです。種の周りのわたの部分は捨ててしまいがちですが、メロンは果汁に栄養が多いので、この部分もできるだけ食べるとより多くの栄養が摂取できます。メロンを食べてきれいになりましょうね。
高級フルーツメロンには美容効果が?気になる5つの栄養効果
- カリウムでむくみを解消
- βカロテンとオキシカインで活性酸素を除去
- タンパク質分解酵素ククミシンで消化吸収と新陳代謝アップ
- ビタミンとショ糖、果糖、ブドウ糖で疲労回復
- GABAでストレス軽減と肥満予防