実は知らない?!ほうれん草のゆで時間で調理や栄養が変わる5つの理由

実は知らない?!ほうれん草のゆで時間で調理や栄養が変わる5つの理由
ほうれん草をあなたはどのように食べていますか?そのまま?茹でて?炒めて?実は料理によってはゆで時間が違っていたりするほうれん草。

ゆで時間がどのくらいがいいのか知っていますか?さらに時間によっては栄養素が全部流れてしまったりとどめることができたりと、とても重要なほうれん草のゆで時間!

確かにゆで時間は早ければかたいし、長ければ柔らかいということは分かりますし、結局好みのかたさにすると言えばそれまでかもしれませんが、正しいゆで時間で味も栄養もがらっと変わってしまうんです!

今回はほうれん草のゆで時間に注目して、栄養の損失やふさわしい料理などを5つ紹介します。ぜひ参考にしてみてください!

その1:ほうれん草の栄養が流れてしまうゆで時間とは?

ほうれん草は栄養価の高い野菜ですが、水溶性ビタミンも豊富に含まれているのでゆでたり水にさらす時間が長いと流れ出てしまいもったいないのです!ゆで時間はとにかく短く!20秒ぐらいがいいかもしれません!

とは言え、やはりゆでてしまうとせっかくの栄養素が流れてしまうので、できるだけ栄養素をいただくためには

  • レンジで加熱する
  • 少量の水を入れて蒸す

などの調理方法がオススメです!こうすれば、ゆでるときに比べて栄養の損失を防ぐことができます。

その2:ほうれん草の灰汁抜き向いているゆで時間とは?

ほうれん草は灰汁の強い野菜でもあります。その正体はシュウ酸と言われる成分です!できれば灰汁は取り除いて食べたいですよね?

では、一体どのくらいの時間ゆでればいいのでしょうか?

実はシュウ酸は水溶性なので水に溶けやすい性質を持っています!ですので沸騰したお湯に10秒程度ゆでるだけでも灰汁を抜くことができるようです。そのあとすぐに水につけてあら熱をとりましょう。

お湯を準備するのが面倒な方は、水につけるだけでも灰汁を抜くことができるのです!5cm程度の食べやすい大きさに切って、水を2回程かえて5〜10分つければこれで大丈夫です!しかし先ほども紹介したように大切な栄養分は水溶性のものが多いので水の浸け過ぎには気をつけましょう。

その3:ほうれん草のお浸しに向いている作り方は?

ほうれん草のお浸し!一番オーソドックスなほうれん草の食べ方と行ってもいいかもしれません。茹でてシンプルに食べる!でも実際どのくらいのゆで時間でしょうか?

お浸しは茹でたあとにダシやしょうゆなどで和えるので、茹ですぎてしまうと、柔らかくなりすぎてしまい、せっかくの歯ごたえが台無しになってしまいます!実は茹でるといっても長い時間ではありません!20秒お湯にくぐらせるといったイメージなのかも知れません!

おいしいレシピとともにゆで時間を紹介します!

■ほうれん草のお浸しのおいしい作り方

材料

  • ほうれん草 80g
  • だし汁 小さじ1
  • しょうゆ 小さじ1
  • かつお節 適量
  • 塩 少々

作り方

  1. 塩を加えたたっぷりのお湯を沸かします。
  2. 根元の方からお湯に入れて約20秒茹でます。
  3. 冷水につけてすぐに温度を下げます。
  4. 水気をよく絞り、ほうれん草を揃えて3cm幅程度に切ります。
  5. だし汁としょうゆを合わせ、その半量をほうれん草に和えます。
  6. 器に入れたら残りのだし汁としょうゆをかけてかつお節をふったら完成です。

お浸しはたったの20秒でよかったのです!しかし水からではありません!沸騰したお湯に20秒茹でるとシャキシャキとしたおいしいお浸しになるようです!

その4:ほうれん草の胡麻和えに向いているゆで時間とは?

香ばしい胡麻をほうれん草に和えるという、これもまた、ほうれん草の代表料理ではないでしょうか?!朝食の小鉢や、お弁当に少し入れてもおいしくいただける胡麻和えですが、実はお浸しよりは少し長く1分程度茹でるのがちょうど良いようですよ!

レシピとともにゆで時間を紹介します!

■ほうれん草の胡麻和えのおいしい作り方

材料

  • ほうれん草 150g
  • すりごま 大さじ2
  • 塩 少量
  • しょうゆ 小さじ1
  • 水 大さじ1/2
  • ほんだし 少量
  • 砂糖 小さじ1

作り方

  1. 鍋に塩を入れたお湯をたっぷりと沸かします。
  2. 沸騰した鍋に根元の方からほうれん草を入れ1分程度ゆでます。
  3. 茹でたら水の入ったボウルで冷まします。
  4. 水気を絞ったほうれん草に半量のしょうゆを全体にかけます。
  5. 4をしぼり、4cm幅程度に切ります。
  6. 水にほんだしを入れて溶かします。
  7. 6に残りのしょうゆと砂糖、すりごまを加えて混ぜ合わせます。
  8. ほうれん草に7をかけて和えれば完成です。

お浸しより少し長く、胡麻和えには1分程度のゆで時間が必要なようです!確かにお浸しと比べてみるとしなっとしている気がしますよね!

その5:離乳食用ほうれん草ペーストに向いている調理法とは?

今回は特に初期の離乳食に焦点をあてたいと思います。栄養価の高いほうれん草、食べならせておくためにもぜひ離乳食のときから食べさせたいと思いませんか?しかし初期は噛むことはできないのでほとんどペースト状にしなくてはなりません。

一体どのくらい茹でればいいのでしょうか?最近では、フードプロセッサーやミキサーも充実しているのでペーストにするのは簡単ですが、灰汁抜きもしたいので2分ぐらいゆでて柔らかくするのがいいようです!

こちらもレシピを一緒に紹介しておきます!
■離乳食初期!ほうれん草のペーストのおいしい作り方

材料

  • ほうれん草 適量
  • 水 適量

作り方

  1. 繊維の多いほうれん草は離乳食では葉先だけ使います。
  2. 沸騰したお湯に塩などは入れずにほうれん草を2分ぐらい柔らかくなるまでゆでます。
  3. 冷水にさらして灰汁をしっかりとります。
  4. 水気を切ったら細かく切ります。
  5. すり鉢でつぶしたりミキサーなどでトロトロになるまで撹拌したら完成です。このときお湯やミルクを入れるとよりとろみがでます。

初期に食べるのでしっかり柔らかくなるまでゆでるのがポイントです。さらに、ジップロックなどに入れて冷凍保存もできるので多めに作っておくのも時短になるかもしれませんね!

さて、今回は実は知らない?!ほうれん草のゆで時間で調理や栄養が変わる5つの理由についてお話ししましたがいかがでしたか。
ほうれん草は年中手に入れやすい野菜で栄養価も高いですが、ゆで時間によって食感や栄養素の損失度合いも全然違ってきます。おいしく食べるためにはメニューによってゆで方を変えてみるのもいいかもしれませんね!

実は知らない?!ほうれん草のゆで時間で調理や栄養が変わる5つの理由

その1:ほうれん草の栄養が流れてしまうゆで時間とは?!
その2:ほうれん草の灰汁抜き向いているゆで時間とは?
その3:ほうれん草のお浸しに向いている作り方は?
その4:ほうれん草の胡麻和えに向いているゆで時間とは?
その5:離乳食用ほうれん草ペーストに向いている調理法とは?


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