青ねぎの一種である万能ねぎは、九州福岡のJA筑前あさくらの登録商品であります。
一般に青ねぎの使い方というと、刻んでラーメンやうどんといった麺類や、みそ汁、冷奴の薬味に使用することが向いているねぎなのです。
万能ねぎは、名前の通り、青い部分は、味噌和えや薬味に向いていて、白い部分は白ネギのように火を通すと甘くなります。
すき焼きや鍋料理向きといったいろんな用途に使えるネギなのです。調理方法によって、ねぎのいろんな種類を買いそろえることもなく万能ねぎさえあれば、どんな料理も使える便利な食材なのです。そんな万能ねぎですが、使い方だけではなく、食べるとその栄養効果も奥が深いです。
今回はそんな万能すぎる!万能ねぎについて探っていきましょう。
疲労回復や風邪予防に効く
万能ねぎに含まれているアリシンという物質は血行を良くして体を温める働きとビタミンB1の吸収を促す働きがあります。このビタミンB1を吸収されることで疲労回復効果があります。緑の部分にはカロチンやビタミンCも豊富ですし、白い部分はネギオールという油分が殺菌効果や解熱作用もあり、まさに風邪予防にも効果的です。
もしも、風邪をひいてしまった時には、万能ねぎと生姜の組み合わせがおススメです。生姜は体の内面を温める効果があるので、体を温めて発汗を促し、万能ねぎの効果である解熱作用とでとても相性のいい組み合わせです。
万能ねぎは脳の働きを活発!
脳の栄養源はブドウ糖ですが、ブドウ糖の代謝を促すには、ビタミンB1です。
このビタミンB1は、万能ねぎに含まれているアリシンはビタミンB1の吸収を促す働きがあるので万能ねぎを食べることによって脳の働きも活発になるという効果があります。アリシンは血液をサラサラにする働きもあるため、血中の脂肪を減らしてくれるため、高血圧や動脈硬化を防ぐ効果もあります。
血液サラサラに、さらにいい組み合わせとして、納豆と万能ねぎがおススメです。納豆の栄養素である納豆キナーゼにも血栓を防止する働きがあります。納豆と万能ねぎの組み合わせは毎日取り入れたいですね。
万能ねぎには夏バテに効果的
真夏の暑い時期は食欲不振にもなりがちです。そんな時、万能ねぎの刺激成分であるアリシンは消化液の分泌を促してくれる働きがあり、食欲増進に効果的なのです。暑い夏で思いつく鉄板料理で、万能ねぎを使ったネギ焼きをしてみるのもいいですね。
ねぎをメインにした調理方法で万能ねぎを沢山摂ることができます。ネギ焼きには小麦粉も使用しますので、少量でも腹持ちもいいですので、食欲不振に陥りがちな暑い夏場におススメのメニューです。
美肌効果や代謝を促す
万能ねぎに含まれているβ―カロテンには皮膚や粘膜の健康維持に効果や美肌効果があるといわれています。辛み成分のアリシンには、新陳代謝にも効果があり、乾燥肌の改善にもとても効果的ですし、それ以上に代謝がよくなるということはダイエットにも効果的です。
美肌効果をさらに追及したメニューで、鮭と万能ねぎのホイル焼きはいかがでしょうか?鮭に含まれているアスタキサンチンは活性酸素を消去してくれる働きがあり、シミの原因となる色素沈着の抑制やメラニの生成を抑制してくれます。
万能ねぎにはがん予防に効果的
万能ねぎに含まれているβ―カロテンやミネラルの一種セレンやビタミンCには粘膜を強くしてくれる作用や、抗酸化作用もみられる栄養素でありがん予防に効果的といわれています。
万能ねぎにわかめや海藻を組み合わせるとよりがん予防になります。海藻のぬめりはフコイダンという成分があり、このフコイダンは水溶性食物繊維として、消化される際に解毒作用もあるので万能ねぎと海藻の組み合わせは最強です。簡単なメニューとして、お味噌汁やスープにすると手軽に毎日でも食べられますね。
さて、今回は本当に万能すぎる!万能ねぎを食べると体にいい5つの効果を紹介しましたがいかがでしたか?
万能ねぎを食べていたら医者いらずといっても過言ではないほどに豊富な栄養と現代人が注目する生活習慣病の予防にも万能ねぎの効果は魅力的です。万能ねぎがこの世に商品として出回るきっかけとなったいきさつも、深い思いを感じますし、その栄養効果も名前の通り万能ですね!
はこの万能ねぎを、どのように調理して食べるのがお好きですか?冷たいそうめんや冷奴に刻んで薬味にされてもいいですね。茹でてわけぎのように味噌で和えたヌタでもいいですし、白い部分は煮ても甘くておいしいですね。いろんな調理方法で食することができる万能ねぎを、毎日の食卓に取り入れて、健康的な生活をしてみましょうね。
本当に万能すぎる!万能ねぎを食べると体にいい5つの効果
- 疲労回復や風邪予防に効く
- 万能ねぎは脳の働きを活発!
- 万能ねぎには夏バテに効果的
- 美肌効果や代謝を促す
- 万能ねぎにはがん予防に効果的