八升豆は女性が喜ぶ栄養からパーキンソン病まで期待できる5つの理由

八升豆は女性が喜ぶ栄養からパーキンソン病まで期待できる5つの理由

八升豆は女性が喜ぶ栄養からパーキンソン病まで期待できる5つの理由

豆と言えば、何を思い浮かべますか。大豆や小豆、そらまめ、えんどう豆などでしょうか。ひよこ豆やレンズ豆と答える方もいらっしゃるかもしれません。最近では、様々な豆がカレーやスープ、サラダなどに使われ、豆料理のバリエーションも豊富です。

では、八升豆をご存知ですか?毎日の食事に、八升豆を積極的に取り入れている方は、まだまだ少ないのでは?
豆と聞くだけで、健康食材かな、と思ってしまいますが、実際に八升豆には、どのような栄養素が含まれているのでしょうか。

女性が抱える身体の悩みは、冷え性や肩こり、便秘などが多いですよね。もし、八升豆の栄養が、女性の悩みに効果的だとすれば、女性に嬉しいニュースですね!今回は、八升豆の栄養には、女性が喜ぶ効果があるのか、探ってみましょう。

ブドウ糖は脳や体のエネルギー源

八升豆とはムクナのことで、インド原産、マメ科の植物です。日本では、たくさん収穫できることから、八升豆と呼ばれています。豆の色は、黒や白、黄褐色など様々です。八升豆は、乾燥豆の場合、重量の半分以上が炭水化物です。

炭水化物は、タンパク質、脂質と並ぶ3大栄養素の一つです。炭水化物の特徴は、糖質と食物繊維が一体化したもので、米や小麦粉などです。八升豆の糖質は主にデンプンで、消化酵素により分解され、ブドウ糖に変化します。小腸で吸収されてから、血液を通じて各細胞に送られ、エネルギーとして使われます。

一方、ブドウ糖の一部は、肝臓や筋肉で、ブドウ糖が多数結合した、グリコーゲンとして貯蔵されます。グリコーゲンの働きは、体を動かすエネルギー源になること、ブドウ糖の供給などです。

ブドウ糖は、脳や神経系、筋肉を動かすエネルギー源なので、不足すると、体のエネルギーが低下します。運動不足は、便秘の原因の一つとみられています。活発に動くために、筋肉のエネルギー源の確保は大切です。糖質は太る、と敬遠するのではなく、適切な炭水化物を摂りましょう。

八升豆は必須アミノ酸の宝庫!

八升豆は炭水化物の次に、タンパク質が多く含まれています。タンパク質は、アミノ酸が結合した化合物で、筋肉や骨、内臓、血液などをつくる主要な成分です。アミノ酸の中には、体内で合成できない種類があるため、食べ物から摂取する必要があります。これらは必須アミノ酸と呼ばれています。

必須アミノ酸は、一種類でも不足すると、他の必須アミノ酸の働きも低下させる性質があります。効率良くタンパク質を合成するには、必須アミノ酸がバランスよく含まれた食べ物を摂らなければなりません。

八升豆には、ロイシンやリジン、バリン、イソロイシンをはじめ、後で触れるフェニルアラニンなど、ほとんどの必須アミノ酸が、豊富に含まれています。鶏卵や、まいわしと比較しても上回る、と言われるほどです。八升豆は、必須アミノ酸をバランスよく含む食べ物ですね。

八升豆のタンパク質と冷え性の関係は?

一見、無関係に思われがちですが、タンパク質は冷え性と深い関わりがあります。タンパク質が不足すると、血液やリンパの流れが悪くなり、老廃物や余分な水分がたまりやすくなります。むくみの原因です。また、筋肉をつくる働きが低下し、代謝も下がり、痩せにくい体になってしまいます。

血行不良が原因で起こる症状が、冷え性や肩こりなどです。タンパク質は、胃で消化される時に、熱を発生させます。肝臓でも、アミノ酸が別の物質に変化する時、エネルギーが発生して、熱に変わります。つまり、タンパク質の摂取により、胃と肝臓で発生する熱が体をあたため、冷え性解消につながります。

必要な量のタンパク質を摂取するまで、人は食べ続ける、このような研究データもあります。タンパク質は食欲とも関係がありそうですね。食欲がコントロールできなくなれば、炭水化物や脂質を摂り過ぎてしまいます。八升豆の良質なタンパク質は、女性の悩み解消に効果的な栄養素ですね。

八升豆の鉄分は便秘にも効用あり!?

八升豆には、鶏レバーとほぼ同等の鉄分が含まれています。鉄はミネラルの一種です。ミネラルには筋肉や血液、神経、臓器など、体の構成成分となったり、体の調子を整える働きがあります。無機質であり、体内でまったく合成されないため、食べ物から摂取する必要があります。

鉄の主な働きは、成長促進や、赤血球のヘモグロビンの成分となることです。ヘモグロビンは、細胞や臓器に酸素を運ぶ役割があります。欠乏すると、全身の細胞が酸欠状態に陥り、貧血やめまい、倦怠感、集中力の低下、肩や首の凝りなどの症状が現れます。貧血は血液の量が減少し、血流も悪くなるので、老廃物が体にたまりやすくなります。鉄は、肩こりや便秘と関係があることが理解できます。

特に女性は月経で血液を失うので、貧血になりやすいと言えます。積極的に摂取したいものの、鉄が豊富な豚や鶏のレバーは、苦手な方も多く、気軽に摂取しにくい食べ物です。同等の鉄が含まれる八升豆なら、抵抗なく取り入れることができますね。

L-ドーパはドーパミンに変化する

八升豆には、他の豆にはない、貴重な成分が含まれています。それは、天然成分としてのL-ドーパです。アミノ酸の一種であるL-ドーパは、体を動かす原動力「ドーパミン」の原料となります。

人は体内で、必須アミノ酸のフェニルアラニンから、チロシンを経て、L-ドーパを合成します。八升豆は、L-ドーパを直接摂取できるばかりでなく、その合成原料のフェニルアラニンや、チロシンも多量に含んでいます。二重、三重にL-ドーパを増やしてくれるんですね。

ドーパミンは、神経伝達物質です。運動やホルモンの調節や、快感や意欲と関わり、重要な役割を担っています。残念ながら、ドーパミンは、年齢とともに低下します。ドーパミンは外で作られても、脳内に入れないので、脳内で合成されなければなりません。L-ドーパは、脳内でドーパミンに変わります。そして、パーキンソン病の症状を改善する他、疲れやすい方や、冷え症や寝つきの悪い方にも効果があるようです。血流の滞りは、冷え性や不眠、便秘とも関係があるので、L-ドーパは見逃せないですね。

さて、今回は八升豆は女性が喜ぶ栄養からパーキンソン病まで期待できる5つの理由をお届けしましたが、いかがでしたか?
豆類の中でも、大豆や小豆に比べると、八升豆はまだまだ一般的に知られていません。しかし八升豆には、多くの健康に良い成分が、豊富に含まれていることを、ご理解いただけたと思います。しかも、その成分の多くは、女性が抱える身体の悩み解消に効果的、と言えます。女性に嬉しい効果が、たっぷり詰まった八升豆を、積極的に取り入れてみてはいかがですか。

八升豆は女性が喜ぶ栄養からパーキンソン病まで期待できる5つの理由

  1. ブドウ糖は脳や体のエネルギー源
  2. 八升豆は必須アミノ酸の宝庫!
  3. 八升豆のタンパク質と冷え性の関係は?
  4. 八升豆の鉄分は便秘にも効用あり!?
  5. L-ドーパはドーパミンに変化する

八升豆は女性が喜ぶ栄養からパーキンソン病まで期待できる5つの理由
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