ぬか漬けと聞くと、田舎のおばあちゃんがぬか床に手を突っ込んで中からきゅうりやナスを取り出す、ほのぼのとしたイメージが思い浮かんできます。食べてみると歯ごたえもよく、ご飯のお供には最高の一品なのがぬか漬けです!
しかもぬか漬けは腸にいいとされる乳酸菌の宝庫でもあるので、お腹をスッキリときれいにし、身体の中から美しく保ってくれる要素満載の食品なのです。
日本の食文化としても代表の一つと言えそうなぬか漬けですが、実際に自分で作るにはどんな物を選べばいいのか、作り方が面倒くさそうなど頭を抱えてしまいそうです。
今回は、ぬか漬けにするとおいしくて、しかも栄養や効果が高い食品を使った作り方を紹介します。乳酸菌との合わせ技で身体の中からきれいを手に入れましょうね。
森のバター!アボカドのぬか漬け
森のバターと言われるほど栄養価の高いアボカド!女性は大好きな果物の一つではないでしょうか?アボカドをぬか漬けにすると、さらにとろける味わいです!
- アボカド 1つ
- 塩 小さじ1
〈作り方〉
- アボカドの皮を剥きます。お店で買うときは皮が向ける程度の固さで傷の少ない物を選びましょう。
- アボカドに塩をふります。
- 2をぬか床に入れます。ぬかにアボカドがしっかり隠れるように入れてください。
- 1〜2日ぬか床で寝かせて完成です。食べる前にぬかを水洗いし食べやすい大きさに切っていただきます。
アボカドには、コレステロール値を下げるオレイン酸、整腸作用、便秘の解消、高血圧や脳梗塞の予防効果に期待がある食物繊維、ガン・老化予防効果、抗酸化作用もあるビタミンEなど様々な栄養素が含まれています。
アボカドのぬか漬けをトマトと一緒に食べることもオススメです!アボカドにはビタミンCやリコピンの吸収を助ける効果が期待されているので、豊富に入ったトマトは最高の相性のようですね。
しかし、アボカドはぬか漬けにすることで、とろっとしてさらにおいしくなりそうですが、アボカドには脂質が多く含まれているので食べ過ぎると太る原因になるので注意が必要です。
栄養満点!卵黄のぬか漬け
調理もしやすくお店で手に入りやすい卵です。ぬか漬けにしてもおいしいだなんて万能すぎる卵!!ご飯のお供にもってこいのぬか漬けです!
- 卵黄 1個
〈作り方〉
- ぬか床に卵が入る程度のくぼみを作ります。
- キッチンペーパーやガーゼなどに卵黄を入れ、そのままくぼみの中に入れます。
- ラップをして冷蔵庫に寝かせます。
- 2〜3日経過したら完成です。
卵には豊富なビタミン類、コリン、アミノ酸人間に必要なたくさんの栄養素が含まれております。コリンには高血圧・高コレステロール血症・脂肪肝などの予防改善効果があります。それ意外にもこのレシピにはアンチエイジング効果、体力の増強、脳の活性化など様々な効果が期待できます。
また、このレシピは卵黄しか使っていないので、アレルゲンの心配や糖代謝を助けたり、皮膚粘膜によいビオチンの吸収阻害も低くなると言えます。ぜひ、ビオチンが豊富な納豆と卵黄のぬか漬けで食べてもらいたいです!!これだけでご飯何杯でもいけそうです。
昔からの定番!大根のぬか漬けの作り方
漬け物の定番の大根です!和食屋さんの定食でもよく見かけるのではないでしょうか?さらに大根はぬか漬けにすると生の大根よりも、栄養価が高くなるというデータが報告されているのです。
糖質代謝に必要なビタミンB1は16倍に、脂質代謝に必要なビタミンB2は4倍、タンパク質代謝に必要なビタミンB6は3倍、カルシウムは2倍にもなるというのです!
- 大根 1/3本
- 塩 少々
〈作り方〉
- 大根の皮を向いて縦に半分に切ります。
- 軽く塩をすり込みます。
- ぬか床につけます。
- 冷蔵庫で1〜3日ほど置いて完成です。
ぬか漬けの乳酸菌で整腸効果、さらに大根のビタミンCで美肌効果!最高の組み合わせではないでしょうか?また、ビタミンCは熱に弱く壊れやすいのが特徴ですが、ぬか漬けは熱処理の行程がないので、存分にビタミンCを摂取できそうですね!
健康きのこ!エリンギのぬか漬け
歯触りがよいエリンギ!実はさつまいもよりも豊富に食物繊維が含まれている優れものです!ぬか漬けと混ざることでさらにうまみが出ておいしくなるのです!
- エリンギ 1本
〈作り方〉
- エリンギの汚れを拭き取ります。
- 生のままぬか床に入れます。
- 半日ほど漬けたら完成です。
エリンギには肌荒れ予防解消やデトックス効果のあるナイアシンや免疫力の向上するβ-グルカンが含まれています。
他にも体内の塩分を排出してくれるカリウムも豊富に含まれており、むくみ予防にも効果が期待されているので、整腸作用とむくみ予防でダイエットにもよさそうですね!
ネバネバ効果でスタミナを!オクラのぬか漬け
ネバネバ成分が特徴のオクラです!この粘りが夏バテの予防や整腸効果に期待されている野菜です。普通に食べるとオクラのガクは捨ててしまいますが、ぬか漬けにすると丸ごと一本食べることができるのです!
- オクラ 5本
- 塩 適量
〈作り方〉
- オクラを塩で板ずりし、産毛をとります。
- ガクと根元の黒くなっているところを少し切ります。切りすぎるとネバネバが出るので気をつけましょう。
- オクラをぬかに漬けます。
- 半日ほど漬けて完成です。
オクラの粘りの元は、ペクチンと水溶性食物繊維です。ペクチンと水溶性食物繊維は組織が破壊されるとさらに粘りが出ます。作り方の行程では、生のまま入れていますが、サッと茹でてからぬか漬けにするのもオススメです!
さて、今回は乳酸菌で美と健康を手に入れたい!!おいしいぬか漬けの作り方5選についてお話ししましたがいかがでしたか。
ぬか漬けには乳酸菌がたくさん入っているので、免疫力アップで健康になるだけでなく美肌効果や、肥満防止などたくさんの効能があります!紹介した5つの食品だけでなく、意外な物を漬けてみても新たなるおいしいを発見できるかもしれません!ぜひ、オリジナルのぬか漬けづくりを楽しんで、美と健康を手に入れましょう!
乳酸菌で美と健康を手に入れたい!!おいしいぬか漬けの作り方5選
- 森のバター!アボカドのぬか漬け
- 栄養満点!卵黄のぬか漬け
- 昔からの定番!大根のぬか漬け
- 健康きのこ!エリンギのぬか漬け
- ネバネバ効果でスタミナを!オクラのぬか漬け